花研コーヒーブレイク
段々と大変になる。こちらから近寄るという手もある?&週末のお知らせ
2021.03.26
こんにちは。ボンソワール桐生です。
全国家計構造調査2019年版が発表されました。生活者の買い物分析をしたデータです。膨大なデータ数で、ここから花きに関する消費データを抽出し分析してみたいと思います。
世代別に何処でお買い物をしているのかというデータが得られました。園芸植物の購入動向について、資料から分析してみます。
50代から一気にガーデニングの消費が伸びますね。総消費額が年齢とともに上がります。しかし、ピークをすぎますと緩やかに減少します。年齢別に何処で購入しているのかを見ますと、高齢になるとホームセンターの割合が増加していることがわかります。花屋さんで購入する金額も年齢とともに増えますが、ある一定の年齢に達しますと以降はほぼ横這いで推移します。
年齢があがるとともに、素早く支出金額が増えるのは花屋さんにおいて。花屋さんでの支出増加が止まると、次はホームセンターでの花き支出が増え続け、結果的に花きに対する総支出額は増えていくということがよめます。そして、70代後半から支出総額は下がります。ホームセンターでの支出が大きく下がるからうです。花屋さんでの支出はそう大きく変化しない。
ここから私が考えますのは、ホームセンターで支出が減る理由として出かけるのが億劫になってしまうからではないかということです。スーパーや食料は買い物にでかけるけどホームセンターやガーデンセンターまでは大変になるのです。自動車でアクセスするケースが多いですが、高齢者になると免許返納などもあり自動車に乗る機会も少なくなるので、自宅周辺までが主な生活圏になっていくでしょう。巡回バスや自家用車以外の交通機関を使うという手もあるとは思いますが、重い土やプランターなどを持って帰ってくるのが大変なことは想像に難くありません。
花屋さんは、お住まいのお近くか、JFTDさんのように配達もしてくれるところがありますね。JFTDという名称はジャパンフラワーテレグラフデリバリー(日本生花通信配達協会)に由来していますから、生鮮品を注文したら配達してくれるという意味においては、出前館の何倍も先輩ではないかと思います。花屋さんへの支出が高齢になってもそう大きく減少しないのは、デリバリーを使っているのではないかと思います。もちろんデリバリーで購入するぐらいですからそれなりの単価のものになるのでしょうが、ちょっとした野菜苗やハーブ、球根をちょっとということもあるのではないでしょうか。
よって、移動スーパーならぬ、移動ガーデンセンター、出前館のようにお届けしますよとか、ネットスーパーのようなスタイルがいいのではないだろうかと、勝手ながら思う次第です。
このグラフが年齢別、チャネル別の支出額をまとめたものです。
そして、ここでついぞカミングアウトしますが(そんなに大げさなことでもありませんが)、私は密かに狙っています。移動スーパーの「とくし丸」のトラックの屋根に、園芸品・園芸用品を載せられないかと勝手に思っているのです。
食べ物と土を一緒に載せることに提供があるとすれば、キャリーか何かを屋根に取り付けて園芸品を運ぶとか。本当に勝手なので、載せていいものかどうかはわかりませんよ。無責任に言い放っただけです。ジャストアイデアですので。
そして、弊社のフラワービジネスノートも日々花き販売を考えるヒントとして密かにご提案しております。
そして最後にもう一つお知らせ。
3月28日(日)午後1時43分ころからラジオ放送FM横浜「Lucky Me!」内ハナラボコーナーで「人はなぜ花を愛でるのか」について、またそこから生活に気軽に花を取り入れる方法について、パーソナリティのKANAさんとショートトークを展開いたします。
しかも、丸9年続いたLucky Me!は、28日を以て最終回を迎えます!!
その最終回でKANAさんの最後のトークに参戦させちていた抱くことになりました。この番組もKANAさんにもファンが多く、終了を惜しむ声が多々聞こえてきます。
是非、みなさまもLucky Me!最終回×ハナラボに耳を傾けてみていただけますと幸いです♪
インターネットで全国どこからでも聴取可能です。
それではみなさま、ごきげんよう。
もしよろしければ、明日も小欄でお会いしましょう。