花研コーヒーブレイク
クリスマスツリーを公園で見た
2020.12.15
こんにちは。ボンソワール桐生です。
本日の花研コーヒーブレイク2投目です。
大田区のとある公園、モミの木かなあと思って見ていたのですが、いつの間にかクリスマスツリーの装飾がなされていました。近隣の児童がそこかしこで弾けていて、子供たちが周りでキャッキャと遊ぶにはちょうどいいモニュメントのような木です。これだけ皆さんに見ていただける木というのもほかになかなかないのではないでしょうか。
米国では毎年クリスマスツリー協会の最も栄誉ある行事としてホワイトハウスにツリーを提供する行事があるそうです。全米クリスマスツリー協会のHPを見ると、今年のチャンピオンの畑から、これぞという木が選ばれるようです。だいぶ前ですが11月30日にホワイトハウスのツリー装飾がプレスリリースされていました。
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この協会のサイトはとても興味深いです。プラスチックのツリーと本物はどう違うのか、また本物のツリーはどういうものなのか、丁寧な情報提供があります。とても参考になるサイトなのです。
北米のクリスマスツリーと言えばオレゴン産が大ブランドだと私たち市場関係者は思いますが、全米クリスマスツリー協会のHPをみたら、協会に加盟する生産者は全米のほとんどの州にいます。会員は全州の80%以上の州に存在するのです。例えば、日本だったらキクを38都道府県で生産しているようなものでしょう。実際のところ、どうでしょうか。38都道府県でしているかもしれまんね。米国のツリーもそのくらい身近なもので、生活必需品だということでしょうね。
この前見た海外のメルマガによるとテキサス州のツリーが人気だとか。テキサス州って比較的暑いところというイメージを勝手に持っていたのですが(暑くては良いモミの木は生産が難しいだろうと)、調べてみますと昼夜の寒暖差が激しい地域のようです。きっと木も締まって樹形がいいんでしょうね。
話をツリー協会に戻しますと、全部の州に加盟者がいるわけではなく、例えばフロリダ、ハワイ、アラスカなどには加盟者はいないようです。しかし、だからといってツリーになる木がその地域にはないかといえばそういうことでもなく、ほかの樹木を使うようです。例えば、大田市場にも生えているのですがシマナンヨウスギは樹形がきれいな二等辺三角形を描き、ツリーにぴったりだと思っています。市場でも学名のアローカリアで流通しているときがたまにあります。この木は暖かい地域で成長し、ハワイにもあるようです。このような樹木をツリーに使うそうですね。確かに枝の形といい、整った樹形といい、すごくシャープでありながら樹木の温かみを感じる木です。モミがどっさり毛皮を着た冬の猟師なら、こっちはふんどしを締めた海の男って感じです。スマートってことです。脱線しましたが、このような経緯もあるのでアメリカは何処にでもクリスマスツリーにぴったりな樹種があるんじゃないかなあと思います。
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