花研コーヒーブレイク
サクラの葉っぱ 落葉したので匂いをかいでみる
2020.11.20
こんにちは。ボンソワール桐生です。
紅葉、落葉シーズンで、桜があちこち落葉しています。
今朝のことです。ちょっと用事があってとある小学校の裏に車を停めておきましたら、グランドの桜の葉が紅葉して散ってフロントガラスにはらりはらり。拾ってポケットに入れました。すっかり忘れて外出し、先ほどごそごそとポケットを探っていたら出てきました。
いい感じに干からびていました。葉を裂きますと香りが感じられます。多分クマリンです。枯れた香りではなく、すっきりとした甘いような香りです。この香りは桜餅を思い起こさせます。桜餅の香りはこうしてしおしおになった葉からも桜餅の香りを感じるのです。
サクラの葉っぱにはクマリンという香成分が含まれています。桜餅の香り成分がクマリンの香りによるものです。青々とした桜の葉からはクマリンの香りはしませんが、乾燥させたり塩蔵すると細胞内で化学変化を起こしクマリンが生成されて香りがするそうです。
春と結びつく香りを秋に感じることができるなんて、季節が一瞬にして移り変わったような錯覚。頭で理解していることと体験がずれるだまし絵を見ているようです。
なお、最近は、地面に落ちてしまったものを触らない風潮があると思います、コロナの影響です。
落ちていない範囲で桜の枯れ葉を入手できるようならどうぞお試しあれ。
それではみなさま、感染症にご注意の上、良い週末をお過ごしくださいませ。
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