花研コーヒーブレイク
20年目のカミングアウト
2020.12.23
こんにちは。ボンジュール内藤です。
本日のブログ2投目です。1投目のススキの話から、「ススキ」つながりで思い出したことがありまして。本日はちょっとしたカミングアウト。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
尾花とはススキの穂のこと。幽霊だと思ったら枯れススキだったという有名な一句ですが、約20年前にこれに似た体験をし、門松販売のこの時期に毎年思い出すことがあります。
12月に入りますと大田市場内は門松の納品のために所狭しと門松が並べられます。
その様子はこちら↓(今年の様子)
この門松、以前は現在の大田市場花き部の北側施設が置き場になっていたのです。北側施設がまだ駐車場だったころです。
日が落ちて暗い中その駐車場を通ったときに、何やら夜勤の人たちが集まって一列に並んで朝礼をしているようでした。顏はよく見えませんが、あるいは体育帽子のようなものを被っているようにも見えましたが、いずれにせよ人が一列に並んでいらっしゃるようでしたので、なんどもぺこぺこと会釈をしながらその場を通り過ぎました。
すると、翌朝、同じ駐車場を通ったときに一列にならんでいた人たちの正体がわかりました。なんと大門松だったのです!
大門松の切り口の白い部分が人の顔のように白く浮かび上がっていたので、人に見えたのでしょう。高さもちょうど男性の身長くらいのものがずらりと並べられていました。当時私は入社して1年目(多分数か月めくらい)、このシーズンに北側用地に何が置かれるかもよく知らず、それが大門松とは想像できなかったので、人だと思ってしまったのでしょう。
つまりぺこぺこと会釈をしていた相手は大門松だったのです!「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という一句をよく理解できた体験でした。
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