花研コーヒーブレイク
【文脈の時代】花のトレンドは過去を理解して初めて次のトレンドが面白くなる
2020.11.06
今日は「いいマムの日」。こんにちは。ボンソワール桐生です。
最近読んだ本に現代美術家の村上隆氏著『芸術闘争論』というのがあります。
単純にオモロイです。日本では現代アートの文脈を教えていないねということを指摘した本です。
まだ途中までしか読んでいませんが十分伝わります。
さてさて、この本を読み「コンテクスト(文脈)」という言葉が気に入りました。
現代アートは、過去の芸術と現代の芸術シーン(画商やキュレーターやその他商品に価値づけをする人たちとも言い換えられます)を踏まえて成り立っている。
これをコンテクスト、つまり文脈だと指摘し、その文脈がわからないと現代アートでは成功しないのだそうです。
同じように私たちの会社が発信する花のトレンドという話も、歴史的なトレンド推移を考察して現在のありようを指摘していいます。
コンテクストを理解した花のトレンド提言と言えるでしょう。
ネットでコンテクストというワード検索をしてみると、かなりの数がヒットします。
例えば、コンテクストを踏まえたマーケティングという言葉がたくさん検出されます。
一般的に言えば文脈を踏まえるというのはあったりまえのことだったようです。
ストーリー・筋書きを意識するということですね。何が売れるに関しても、その背景や文脈があって売れている。
なにかがぱっと売れることはないということのようです。すんごいマーケッターが現れて、たとえばドッカーンとなにかヒット商品を作ったとしても、
その時代背景や文脈を読んでヒットを売り出している。その背景や文脈を詳しく説明しないけれども、実はそういうことなのだそうです。
だから売れるも売れないも時代の文脈が大きく影響している。そういう話を講演でさせていただくことがありますが、花の売れ筋についても然りということですね。
花の筋書きについては、弊社のこちらのページからご覧いただくことができます。
それではみなさま、良い週末をお過ごしください。
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