花研コーヒーブレイク
やはりそこはクールジャパン★日本の花のサブスク販売とミニマリズムについて
2020.12.22
こんにちは。ボンソワール桐生です。
毎日花を1本、あるいは小さな花瓶に花を1-2本挿して渡してくれるサービスがあります。料金が月の定額制であることからサブスクリプションサービスと呼ばれますが、一回にもらえる花の本数や利用できる回数の設定はお店やお店の利用料金によってそれぞれです。
また、サブスクといっても店頭で受け取るのではなく、指定した場所に届けてもらうというケースもあります。海外のサイトなども見ていますが、店頭で受け取るスタイルの定額サービスというのは日本だけか、もしくは日本が比較的よく発展しているスタイルのように思います。多少調べ方が偏ってまして、海外に関するニュースはほとんど花や園芸関係のニュースサイトをベースにしているので、ニュースサイトに載らないとわからないのですが、それでも3つか4つのニュースサイトに登録しているのでそれなりには把握しているつもりです。
さて、ここでは日本の店頭受け取り型サブスクリプションサービスについて、すごいなあと個人的に思っているところを書き留めておきたいと思います。
まず、花や葉1本など、提供する単位が極めて小さいということです。日本の文化として小さなものをとても大切にする心があります。ミニマリズムと言われるものです。また、最小のもので表現するっていう引き算の美もミニマリズムだと思います。足るを知る精神や清貧の思想などとも通じるところがあるかもしれません。
よって、1本の花や、小さな花を毎日差し上げます、受け取りにいらしてねというサブスクリプションサービスは実に日本的だなあと思うのです。もしかしたらこれは確かに商売ではありますが、海外の人はむしろアート活動だと思うほどではないでしょうか。きっとニューヨークにもロンドンにも1本からのサブスクはないでしょうし、仮にやろうとしても通用しない。効率重視の社会システムの中では、1日1花というのは、サービスを提供する方も受け取る方もなかなか定着しないのではないでしょうか。わかりません。想像です。良し悪しを言っているわけではありません。極めて日本的センスが表れたサービスのひとつだなーと思うのです。
ということで今日は日本の花業界は、ビジネススタイルが既にアート活動でもあるんじゃないか、それほど発展して素晴らしいと思ったという話です。
ということで、ここからはボンジュール内藤が引き継ぎました。そのミニマリズムの日本人文化を生花のサブスクサービスに生かしてホームユースを伸ばした日比谷花壇さまのお取組みについて、日比谷花壇の宮嶋社長自らJFMAの新春セミナーにご登壇されます。オンラインセミナーなので、世界中どこからでもユビキタスにご参加いただけます。
◆セミナー概要
「ホームユースをもっと伸ばすには?」 ~テレワーク&ステイホームでできた新しい可能性~
日 時 : 2021年1月19日[火]14:00-16:00
参加費用 : 3000円 非会員:3500円 (振込願います)
定 員 : 100名(定員になり次第締切)
主 催 : 一般社団法人日本フローラルマーケティング協会
■13:50-14:00 受付
■14:00-14:05 事務局より
■14:05-14:10 開会挨拶
法政大学経営大学院 教授 小川 孔輔 氏(JFMA会長)
■14:10-14:20 「ホームユースの提言」プロダクトアイディア大賞を通して
自由が丘フラワーズ 代表取締役社長 松村 亮祐 氏
■14:20-15:00 「ホームユースの販売拡大」 先ず、お客様を増やすには?サブスクの活用、商品の魅力と価格戦略
株式会社日比谷花壇 代表取締役社長 宮嶋 浩彰氏
■ 15:00-15:55 パネルディスカッション 「ホームユースをもっと伸ばすには?」
コーディネーター 法政大学経営大学院教授 JFMA会長 小川 孔輔 氏
パネラー 株式会社日比谷花壇 代表取締役社長 宮嶋 浩彰氏
株式会社カインズ 商品本部グリーンガーデン部 矢澤 健太郎氏
Flower&Heart花幸 取締役 河原 奈津子氏
ぜひぜひご出席くださいますようお願いいたします。
それではみなさまごきげんよう。
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