花研コーヒーブレイク
海外の状況 コロナ禍で変化したこと
2020.10.08
こんにちは。ボンソワール桐生です。
AIPHという園芸団体があります。日本語では国際園芸家協会といいます。” International Association of Horticultural Producers “の略で本部はスイスにあります。戦後まもなく設立された花き生産を中心とした企業、団体、個人の国際的な団体です。
国際園芸博覧会の認定などを行います。1990年に日本にガーデニングブームを巻き起こすきっかけとなった大阪花博もAIPHの認定によるものです。また、2027年には横浜で園芸博覧会が予定されていますが、この花博もそうです。横浜花博は世界的な園芸博覧会を開催し、園芸文化の振興を図っているのですね。
国際的な情報交換も定期的に開催されているのですが、コロナ禍でWEBで開催されました。ホームページにそのカンファレンスがアップされています。世界各国の事例などを視聴したり、スライドなどを見ることができて、参考になります。
いずこでも同じような苦労をされているようですが、割と共通した変化や対応としてはデジタル化や有事対応のための多様化、それから花の国内調達(海外は輸入している国が多く、ロックダウンにより貿易が止まりました。)という地場産品の重要性などが語られていました。
興味深いのは花き販売のプロモーションはどちらでも結構積極的に展開し、あちこちの国で功を奏しているようです。園芸植物の需要は在宅時間が長かったのですんなり高まったようですが、切花需要の回復は宣伝によるもののようです。花や緑は身近で癒し効果がある装飾品として需要がある訳ですが、屋内では競合が多い。屋内で人を癒してくれるモノは多数あります。香を選ぶ人もいるでしょうし、ゲームがいいという人もいれば、映画鑑賞を好む人もいるでしょう。こうした消費と共存したり競争する場面があると思うのですが、より切花を選択してもらうために宣伝するというのはアクティブな戦略かと思います。これから自宅にいる時間が長い人が大勢いると思います。そこに積極的に働きかけたいですね。
一方で、屋外では競合するものは大変少ない為、自宅待機時間増えた場合、屋外アクティビティはガーデニングのシェアは、もともと高い上に、さらに高まりやすいと想像します。
なお、HPサイトをグーグルで翻訳し、気になるスライドもまたグーグルで翻訳したのみですので大筋は合っていると思いますが、詳細はご確認くださいませ。
ごきげんよう。
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