花研コーヒーブレイク
夏と秋の共演 by グリーンウイングスジャパンさま
2020.09.08
こんにちは。ボンジュール内藤です。
今週の大田市場花き部の中央通路は、ハロウィンの装飾などで賑わっていますが・・・
同時開催で輸入商社のグリーンウイングスジャパんさまの展示がメイン通路で展開されています。
展示のテーマは「シンビジューム&グリーンフェア」。装飾はレン・オークメイド先生&テーマ フラワーデザイン協力は岡寛之(おか・ひろゆき)さん。
さすが輸入商社さまだけあって、生産国もしっかり明記。
素晴らしいのはレザーファン。5cm刻みで規格が設定されています。こういうのがあると注文しやすいですよね。
お互い「イメージと違う」「もっと短くてよかったのに。安くして」など、取引上のトラブルを未然に防げるかもしれません。お互い気持ちよくお降り引き合できうるって重要かと存じます。
パンフレットには、このようにわかりやすい説明が細くされています。
さすがですね。誰にでもわかりやすく説明し、これまで使ったことがない人にも使ってみようかなと思っていただけるような、利用者目線の素晴らしい説明という印象です。
同時開催で1階の仲卸通りでも展示中なので、伺ってみますと、なんとレン先生がいらっしゃるではありませんか!
カメラを向けたらレン先生が自然とポーズをとってくださいました。さすが、慣れていらっしゃいますね。売れっ子は違う!
裏日である火曜日にレン先生自らメンテナンス中でいらっしゃいました。
1階の装飾様子↓この度の展示のテーマの通りシンビジウムとグリーンの展示に特化されています。「あるもの全部!」をお見せするのではなく、この季節だから特定のテーマに沿ってこれをご紹介するというテーマ性、ストーリー性がやはり説得力を持ちますね。私はいつもあるもの全部派になってしみ合うことが多いので、グリーンウイングス様の手法を見習わないといけません。
レン先生にお話を伺ってみますと、「9月というのは季節のコンセプト設定が難しい」とのこと。
夏というにはもう遅い、しかし実際にはみなさん半袖を着用されるように外はまだ暑く、とりわけ今年は湿度もモーレツに高く、気候はまさに夏。人々のマインドは秋ではない。確かに秋には早いが、秋はすぐそこ・・・
こんな時どういう提案をしたらしいかと考えた挙句に、夏の余韻のグリーン系と秋カラーのシンビジウムの組み合わせで展示を計画したとのこと。
ここでさらに素晴らしいのは、パンフレット上のシンビジウムの品種紹介を7品種に絞り込んでいらっしゃること。
察するに出荷品種数は実際のところさらに出荷可能だと思いますし、可能な限りパンフレットに掲載するという選択肢もあったと思うのです。
しかーし、「基本の4種」+「秋カラーの3品種」に絞り込んで、ご紹介していらっしゃいます。7種は人の認知科学で「ひととおり」を思わせるマジカルナンバーだそうで、且つ人の記憶にも残りやすい数字ですから、7品種に絞って紹介するのは素晴らしい案かもしれませんね。
上手にPRを構築されて、グリーンウイングスさまの展示やパンフレットからは学ばせていただくことが多いです。
商品も装飾もすばらしいので、大田市場にお越しのついでがございましたら、ぜひご覧になっていってくださいませ♪
ちなみに、恒例のカリメロハロウィンコンテストもエントリー募集中です。
それではみなさま、ごきげんよう。
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