花研コーヒーブレイク
ビーフライがんばる!という記事
2020.08.20
こんにちは。ボンソワール桐生です。そしてボンジュール内藤です。
(ボンソワール桐生のトピックスを元に、だいぶ脚色しました。 byボンジュール内藤)
少し前ですが、日経新聞8月11日号に植物の授粉用ハエの記事がありました。全然知りませんでしたが、授粉用に育てたハエが各地のイチゴ農家などで使われているそうです。
授粉用のハエを生産・販売する会社がジャパンマゴットカンパニー。マゴットというのはハエの幼虫(maggot、蛆)のこと。糖尿病などで体の一部が壊死した際、切断を回避するため、壊死した組織を医療用に生産したマゴットに食べさせるという治療法があるそうです。マゴットセラピーともいうそうで、この医療用マゴットの生産をはじめ、現在では授粉用にもマゴットの販売をしているそうです。その商品名がビーフライ。授粉用のハエは活動温度帯が幅広く、低温から高温まで耐えるそうです。商品名が「○○ハエ」ではイメージがよろしくないので、蜂のようにということでビーフライと命名したそうです。
生物を資源として人の生活を豊かにするってすごいなと思いました。尿一滴でガン細胞の匂いをかぎ分けるセンチュウの話を想起させますね。生物を多様性を維持するというのは大切なことなんですね。今日の日経新聞に、最も多くの人を殺しているのは蚊で、年間83万人を死に追い込んでいるという説もあると(現在コロナによる死者が世界で78万人ほどらしい)。そこで、この蚊に不妊の遺伝子を組み込んで放ち、やがて蚊を撲滅させるというプロジェクトがあるらしい。それが人類の幸せに繋がるということでしょうが、本当にそうでしょうか。難しいところです。
小ネタでした。
それでは皆様ごきげんよう。