花研コーヒーブレイク
D2Cと価格の透明性について
2020.07.31
こんにちは。ボンソワール桐生です。
ダイレクトにコンシューマーに販売することをD2C(Direct to Consumer)と言います。このD2Cが今広まった背景には、コロナ禍で農産物の販売チャネルのうちいくつか縮小せざるをえない状況があり、またECサイトそのものの簡便性が高まり、参入障壁が下がったということもあります。当社でいえばボンジュールNaitoに頼めばすぐにサイトに掲載し、販売を整えてくれると思います。
当社でも手帳事業を行うときに、受注から納品まで直販ECサイトを利用します。作業は常にご注文のたびに発生します。決済上の利便性が高いこともこうしたサイトの利用価値が高い点でしょう。つまり、ProductsがあればPrice、Place、Promotionがだれでも手軽にできるようになったというわけです。いろいろ利便性がありますが、D2Cに取り組む人たちを見ていると、消費者と直接つながったことにメリット感じているケースが多いようです。もちろん当社においても然りです。
一方、BtoBの大田花きでは花き販売の透明性を高めるため購入した買参人を特定できるようにデータベースを完備しております。誰に幾らでご購入いただいたのか、出荷者が閲覧でき、ランキングもわかります。つまり、出荷者ご自身が自分のポジションも理解していただけるのです。また、その商品がある程度流通する品種であれば、統計データもご覧いただけるよう弊社ではデータベースを提供しております(ここほれわんわん)。品種全体の平均値、出回り月などがわかります。
透明性というのはD2Cと比較しても遜色はないでしょう。統計的な背景をもって市場におけるポジションがわかるのが市場機能だろう思います。様々な販売チャネルが発展するなかで、引き続きご利用いただけるよう、サービスを磨いていく所存です。
それではみなさま、よい週末をお過ごしくださいませ。