OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

楽しみ亦其の中にあり。

2020.06.22

こんにちは。ボンジュール内藤です。
 
なんだかお久しぶりでございます。先週はうかうかしていたらすっかりボンソワールに当ブログをジャックされました。ワケあってなかなか書けなかったので助かったこともありますが、このままだと完全に乗っ取られてしまいます。ブログまで手が回らなかったときに、助け船としてブログを書いてくれたことがきっかけですが、いまやすっかりブログはボンソワールがイニシアティブを握ってしまいました。情緒ある花だな~と思って庭に植えた1株のドクダミが、1年後には庭全面を占領していた・・・というような感覚でしょうか。最近オモロイ切り口からチャチャっと書けずにモタモタしている自分がいけないのですが、これからもトレーニングのためにも書き続けたいと思います。花研のHP創設以来、「花研の窓」として読者の皆さまにはこのブログをいつもご覧いただき、心より感謝いたします。
 
 
さて、コロナ禍中に生活者が花や園芸活動を楽しんでいたことはアンケートやネット販売の統計、あるいはサブスク販売が伸びたことからもご周知の通りです。6月20日の日経新聞にも花のサブスクの記事が掲載されていました。一方、博報堂生活総研さんの2020年4月調査によると普段の生活自由度を100点とすると4月の生活自由度は54.3点という結果になりました。行動制限がかかり生活に多少の不自由を感じながらも、日々少しでも気持ちを豊かに過ごすために、花や園芸を楽しんでいたものと思われます。
 
これはまさに論語に以下の一節のように思いました。
 

「疏食(そし)を飯(く)らい水を飲み、肱(ひじ)を曲げてこれを枕とす。楽しみまたその中にあり。」
 
 
食べ物は粗食、飲み物は水、そしてひじを枕にして寝るような極貧の生活の中にも、楽しみはあるという意味ですね。実際にそこまで追い詰められたわけではないにしても、どのような状況の中にも楽しみはあると解釈すれば、コロナ禍で生活に制約があった中で多くの人は花をささやか楽しみにしてくださったのかなと思います。ありがたいことですね。
論語のこの一節には、極貧暮らしの中にあっても道を志す本当の楽しみはその中に自然に在るものだと続きます。これもまた清貧の思想に通じる良い教えですね。肝に銘じたいと思います。
 
 
最後にお知らせです。
明日6月23日はJFMAフラワービジネス講座の開校日です。当講座始まって以来のオンライン開催です。JFMA会長の小川先生に引き続き、2つ目の授業を担当させていただきます。全国どこからでも、あるいは世界中どこからでも、ネットさえ繋がる環境であればご受講いただけますので、よろしければぜひ。開講直前なのでお申込みはJFMA事務局にお問い合わせくださいませ。大変ありがたくもご受講くださる方は、オンライン越しにお会いしましょう。
それではみなさま、ごきげんよう。

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