花研コーヒーブレイク
シェアリングサービスの拡大解釈は楽しい
2020.03.04
こんにちは。ボンソワール桐生です。
シェアリングサービスといえば、シェアリングのサービスでしょうと判ったような分からないような、その程度の認識だったのです、つい先日まで。
そこで自分なりに勝手に整理してみました。
閃いた結論は、店頭受け取り型の花きのサブスクリプションサービスが、今のところとても素晴らしいというものです。
閃きなので強引さはご勘弁を。
そもそもシェアリングのビジネスについて、定義をあちこちつまみ読みをしますと、「遊休資産をインターネットを介して貸し出す、共有、必要とする人に提供する」などとあります。遊休資産というのは場所だったり、自分のいらなくなった服だったり、空いた時間だったりといろいろありますね、というのが具体的なビジネス。
そして遊休資産を調べると、ちょっと変だなあと感じました。
遊休資産とは、企業が事業目的で取得した資産のうち、何らかの理由で稼働していない資産という解説だらけです。あーなるほど、ネット等で個人間でと特定して書いてありますが、遊休資産をインターネットで提供するサービスという解釈もありですね。
生花店の店頭にある花はある意味遊休な資産と化している場合もあるでしょう。
そこで日々花と緑のある生活を求める人々に、来店いただければハイどうぞという定額で季節の花を渡す(販売)サービスをスマホで展開するのは至極妥当だなあと思います。
花屋さんの店頭には遊休資産の花が、生活者の心には砂漠が広がっている。サブスクリプションはこのマッチングがしやすいサービスだということではないかと。考えてみればすべての消費財が当てはまるじゃないか。腹が減ったらあんパンかと言われそうですが、生花店のミソは季節の花というところでしょうね。心の砂漠には季節の花がいいでしょう。静かさや心に染み入る梅の香り、どこかで聞いたことがあるような・・・。
おしまい。