OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

2020年に流行りそうな食材(普及しそうなもの)②③

2019.12.25

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

昨日の小欄の続きです。

2020年に普及、拡大しそうな食材を一般消費者目線から語ります。

 

ひとつめはボンソワール桐生の読みでしたが、2つめと3つめはボンジュール内藤の読みです。

 

②ビーツ

ビーツは以前から好きな野菜の一つ。カブのような触感ともいえるが、甜菜(ビート)の仲間。

ビートといえば、中学の授業で社会の先生が北海道から取り寄せて暮らしで話題となった。サトウダイコンとも呼ばれる。実は、タレントのビートたけしさんのビートはこのサトウダイコンからきているのではないかと秘かに30年以上信じている。つまり「甜菜」と「天才」をかけて「ビート」としているのではないかと。(前置き長くてすみません)

ビートは名前こそサトウダイコンだが、大根の仲間ではなくヒユ科の野菜。味は甘く、形は大根に似ているからサトウダイコンという呼び名が付いたものと思われる。そのビートの仲間のビーツは赤ワインのような深い赤をしていて、ロシア料理ボルシチに欠かせない食材だ。

これまで国内のスーパーで見かけたとき、多くは缶詰や真空パックになって販売されていて鮮度が落ちるのが早いからなのだろうか、あるいはほとんど国内生産がないのかと思ったものだったが、それらの加工品がセールなどで買いやすい価格になったときだけ購入していた。つまりお気に入りと言っても、それほど頻繁に買えるものではなかった。

しかし、先日(ほんのつい先週)ドンキホーテに行ったら、入口に激安でビーツを販売しているではないか!!(嬉)

ごろごろと大きなものが2つも3つも入って、ジャガイモと同じくらいの価格で販売されている。この機会を見逃すわけにはいかないと、張り切って購入し、スープやサラダ、煮物などにも調理して食べてみた。今日のランチボックスにもビーツ料理を入れた。

ビーツは切るとその色素からまな板がみるみると赤くなり、どんな生き物を惨殺したのかというほど残虐な光景が残るのだが(野菜色素だからすぐ落ちる)、それだけに料理が映える。家庭料理ながら、かなりインスタ映えする。味もおいしいし(癖もないし、苦手な人はあまりいないように思うがどうだろうか)、おまけに栄養価も高いときた。ナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラル成分が豊富に含まれていて、高血圧やむくみ予防に効果が期待できるという。ビタミンA、ビタミンB群(ナイアシン、ビオチン、葉酸など)、ビタミンCなど、ビタミンも豊富で奇跡の食材と呼ばれているほどなのだそう。

これまでは国内生産量が何かの理由で少なかったのだと思う。

しかし、今回かなりリーズナブルな価格で、しかも、加工されずに生のまま流通するようになった(国産品)ということは、何か生産体制が整ったということなのではと読んだわけ。今後の流通拡大にも期待できるのではないだろうか。

生産が整えば、ビーツに関してはきっと消費拡大は間違いない。特に今のようなクリスマスシーズンやお正月に供する料理には、この鮮やかな赤が良い仕事をしれくれる。

2020年は上記のような理由で一気に認知、流通量ともに拡大するように感じた。個人的にも頻繁にビーツを購入する機会に恵まれるよう期待する。

 

 

③キクイモ

初めて道の駅で拝見したときには、生姜かと思ってレジまで持って行ったものだった。とはいえ、生姜にしては何か少し違和感を持ちレジの方に伺うと、「これはキクイモよ」と教えていただいた。別名を「エルサレムアーティチョーク」と、随分カッコイイ名前が付いている。

ご近所スーパーで見かけたことはないが、実はもっと頻繁に食したいと思っている。

キクイモは、ジャガイモなどほかの芋よりデンプンが少なく、代わりに「天然のインシュリン」と呼ばれるイヌリン(水溶性食物繊維)が多く含まれていると聞く。難消化性なのでエネルギー吸収が少なく、整腸作用や血糖値の上昇を抑える効果が期待できる。また、ナトリウム(塩分)を排泄するカリウムを豊富に含んでおり、、高血圧にも効果が期待できるのだとか。甘味はあるが、低カロリーでダイエット向きの食材❤とくれば、老若男女誰でも興味を持つのではないだろうか。こちらに味に癖がなく、触感はシャキシャキとして食べやすい。生でも加熱してもOK。いくつもの栄養機能が期待できれば、積極的に広めていきたい食材といえるし、健康志向の高まりにうまく乗るのではないかと思う。

このように、消費は確保できるが生産はどうだろうか。

実は、先日、新規生産者が増え、生産地が拡大しているとつい先日NHKのニュースでやっていた。何県だったか失念。

生産と消費が整えば、あとは流通を残すのみ。なぜ日頃私が行くスーパーに並ばないのか。

鮮度保持の問題があるのか、生産量の問題なのか見当がつかないが、きっと2020年の冬(今頃)にはスーパーでキクイモが買えるようになっているのではないかと予想する。(うーん、どちらかというと希望的観測)

 

ということで、山形4号、ビーツ、キクイモ、この3つの食材が2020年のヒット食材として花研からノミネートされました!

恐らく、山形4号もビーツもキクイモも今インターネットに出ている以上に、あっという間に想像力豊かな料理上手の人たちが新しいレシピを次々と考案し、誰でも手軽に調理できる食材となるに違いありません。・・・と踏んでいます。

花のヒット商品ノミネートは・・・また後日。

 

それではみなさまごきげんよう。

We wish you a very Merry Christmas!!でございます。

 

※クリスマスイブには、世界中のフライトを見ることができるFlight Raderにトナカイが映る!ってご存知でした??

(赤い4頭がトナカイ↓)なかなかいかした小細工ですよね(笑)!いや、小細工ではありません。本当にトナカイが空を飛んで、世界中の人たちに温かい心尽くしのプレゼントを運んでいるのです!

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