花研コーヒーブレイク
薬師丸ひろ子とグラジオラスと刀
2019.12.10
こんにちは。ボンジュール内藤です。
「グラジオラス(Gladiolus)」といえば、その語源は「剣」に由来します。2000年に公開されヒットした映画「グラディエーター(原題:Gladiator)」と同じです。
私が小学生の頃は、大変人気のメジャー品目だったようにうっすらと記憶しています。親が狭い家庭菜園でグラジオラスを1列ほど楽しみで植えていて、咲いては何本か切って学校に持って行きなさいと持たせてくれました。ほかのクラスメイトからも花の差し入れ。季節になるとグラジオラスがよく教室に飾ってあったことを思い出します。
「剣」が語源のように、縦に尖がって下から上にかけて徐々に開花しますので、いわゆるラインフラワーの種類と言っていいでしょう。80年代くらいまでは高さも出てかなり重宝されていたように思います。邦画「Wの悲劇」(1984年)では、若手俳優を演じる世良正則さんが薬師丸弘子さんにプレゼントする花束はグラジオラスだけを束ねたものでした。
次の写真は1989年の秋篠宮さま紀子さまのご成婚船上パーティの際に受け取った花束です。グラジオラスが使われ、このときまはお祝いの花束に多用されていたことが窺えます。
しかし2000年を過ぎて、ラウンドブーケなどが主流となると、縦ラインのグラジオラスは用途を限られ、それまでのようには使われなくなりました。
しかし、先日こんな記事を拝見しました。
『刀剣乱舞』というミュージカルの宣伝です。「刀剣」だからこそグラジオラスが使われているのだと思いますが(素晴らしいチョイスです!!)、またここ4-5年で花のトレンドも大きく変わってきましたので、グラジオラスにも近い将来、時代の到来のチャンスありかと存じます。そのためには、時流に合った品種の準備ももう少し必要かもしれませんが。
グラジオラスを使っている記事の詳細はこちら。
最後にお知らせです。
毎週木曜日の夜に放送されている「モニタリング」というテレビ番組をご存知でしょうか。毎週木曜日の20時からTBSで放送しているバラエティ番組で、ドッキリのような仕掛けをして人がどのように反応するか観察をするという企画番組です。
今週の木曜日12日に、武蔵小山(品川区)の生花店さんに菜々緒ちゃんがフローリストを装って到来!俳優の福士蒼汰さんが気づくかどうかという観察企画があるという噂!!
もしよろしければ、ご覧になってみてくださいませ♪
あたしも、木曜日は早く帰ろっと!
それではみなさま、ごきげんよう。
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