花研コーヒーブレイク
毎年出合う度に進化があるハボタンに、未来の大きな可能性を感じるという話
2019.12.18
こんにちは。ボンジュール内藤です。
本日12月18日は大田花きで千両市が開催されました。
ちなみに、明日19日は鉢物セリ後、苔松苔梅大市が開催されます(午前8時30分頃予定)。
1階フロア(荷置場)は苔松苔梅でいっぱいです。
もし大田市場方面にお越しになるついでがございましたら、ご覧になって行ってくださいませ。
さて、同じくのこの時期の商材ハボタンは、今後もさらに新しい需要拡大の可能性のあるものと感じます。毎年出合う度に見る大きな進化。その裏には、育種家さまや生産者さまなどのセンスとご努力を感じます。現在大田市場花き部2階の中央通路に展示中です。
ハボタンは、この時期の流通ですが、もっとさまざまな機会に使われていいのではないかと思うほど、バラエティに富み、良い品種が流通しています。
チリメン状の葉先も独特。まるで海の中のイソギンチャクを見ているかのよう?
繊細な切り絵を思わせる美しく切り取られたかのようなこのタイプはフェザー系と呼ばれるものです。
葉の枚数が少なければ、それはそれでいつでも活用度大で、普通のグリーンとして汎用性が高いように思います。
染めラメにも見せられます。
ちなみにこちらもハボタン。仲卸さんで見つけました。深いブルーに染めてラメを施したものと思われます。
写真に撮ると明るくなってグレーに見えるのですが、ロイヤルブルーの名前で出荷された濃紺です。とても神秘的です。一見、ハボタンとは分からないくらいです。
おまけに、別の仲卸さんではこんなに巨大(LONG)のハボタンを発見。最も長いものは、草丈1メートルは確実にあると思われます。なんでも今年の6月ころに定植して、時間をかけて草丈をのばしたものなのだとか。
仲卸さんの中でも店舗限定で販売しているそうです。
華やかで寒いこの時期でも彩豊かに葉を開くため、お正月商材として人気を得ている華やかなハボタンですが、こうなってくると正月商材のみならず、2月や3月まで活用できるのではないか、できるだろう、できるに違いない!(「できる」三段活用)と需要拡大の大きな可能性を感じずにはいられません。
※気温が上がると、徒長してしまうかもしれませんので、3月は厳しいという生産地域もあるでしょう。
きっと、ガーデニングのハボタンも伸び筋なのではないでしょうか。(・・・と弊所の所長。ご近所散歩の際、ハボタンの植栽率からそう感じたようです)
切と鉢のハボタンの相乗効果で、今後伸びていくのではないでしょうか。今後のハボタンに注目です。
それではみなさま、ごきげんよう。
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