花研コーヒーブレイク
オランダの水上花市場でチューリップの球根開花率1%の記事が世界を駆け巡る?
2019.10.16
こんにちは。ボンジュール内藤です。
オランダの名物チューリップ販売で詐欺の記事。
今日ネットに飛び交ったのは、その球根のうち咲いたのはわずか1%でしたという記事。確信犯で、消費者に対するごまかしが常習的に行われていたことを明らかにしています。
わたくし自身はオランダの水上花市場でチューリップの球根を買ったことはありませんが、そもそも日本へは植物検疫を受けないと球根そのままは持ち込めないので、そのような詐欺に遭うような経験をした方は旅行者としてはあまり多くないかもしれませんね。
オランダ球根協会のルネ・ルクレア会長のコメントも掲載されています。
「大勢の観光客や日帰り旅行者がだまされている」と。
この業界にはこの内容について記事以上にお詳しい方がたくさんいらっしゃると思います。今回の記事において、業界内の人だけが知るクローズドな内容が、誰もが知ることになったというところに大きな意味があると思いました。AFP通信(フランスの通信社、世界最古の報道機関)の記事ですから、日本だけでなく世界中で報道されていることと想像します。オランダ国内やヨーロッパ各国からの旅行者はこのニュースを見たら確かに敬遠するようになるかもしれませんね。
さて、今後オランダの水上花市場のチューリップ球根販売はどうなるでしょうか。
1.開花率を高めた良質の球根を販売するようになる。
2.このまま消費者に開花率1%の球根を販売し続ける。
3.球根売場だけシュリンク、もしくは撤退し、切り花やほかの物販スペースが広がる。
4.まるごと廃業・撤退。新しい商業地区として開発される。
ちなみにチューリップも含め、春に咲く球根植物は今が植えドキです。
それではみなさまごきげんよう。
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