花研コーヒーブレイク
いよいよ太陽の季節到来!NHK総合「世界はほしいものにあふれてる」で太陽のような花の生産地を垣間見た
2019.07.29
こんにちは。ボンジュール内藤です。
気象庁の発表によると、関東地方はやっと本日梅雨明けしました。2か月近い長い長い梅雨シーズンでした。昨年の梅雨明けが6月29日ですから、実に1か月も梅雨明けのタイミングが違うことになります。今度は梅雨が明けたのはいいとしても、猛暑との闘いがまた大変です。
そんな朝、通勤時、流通センター駅を降りたときに日傘を差した男性をお見かけしました。これまで日傘を持っていたのは専ら女性だったようですが(そんなこともニュースなどを観てやっと「そういえば!」と気づいたくらいの鈍感ぶりですが)、男性が日傘を持つ光景は全く自然で違和感を感じませんでした。オリンピックのボランティアさんたちが頭に傘が付いたキャップをかぶった姿が発表されましたが、日常的に日傘を指すのはこれとはまた別の印象です。何せこの日差しですから、ぜひ外を歩く時間が長い方がには男女問わず躊躇せずに日傘を活用していきたいものです。
さて、先週の予告の通りですが、7月25日放送の「世界はほしいものにあふれてる」では、オランダのチューリップの育種と南アフリカのネイティブフラワーが特集されました。ナビゲーターは、当番組のご出演2回目の小林邦宏さん。
オランダのおうちには窓際に必ず花が飾ってあるというイントロから始まりました。花はその過程に明るさと幸せを運ぶからと。花瓶も生花のチョイスもおしゃれです。
チューリップの育種家も訪れました。チューリップの育種家を43年もやっているけど、決して飽きることはないとおっしゃっていました。それだけ育種の道が奥深く、また時間のかかることでもあるということなのかなと思いながら、拝見しておりました。
いくつかのチューリップが紹介されましたが、そのうちの一つは「ダブルチューリップ」と説明されていました。JUJUさんが「ダブルチューリップ??」(どういう意味よ?)みたいな感じで聞き返していましたが、確かにダブルチューリップというと、1本の茎から2つのチューリップの花が咲く様子を思い浮かべてしまいますが、八重咲きのチューリップということでしょうね。
その次に南アフリカに移動。
こちらは喜望峰の映像。美しいですね。その南アフリカでプロテアなどネイティブフラワーの生産者さんを訪れるという企画でした。ネイティブフラワーは今や世界的にも人気商品。もちろん日本においてもです。少し前では考えられませんでしたが、現在はウェディングブーケに使われていてもおかしくないほど人気です。
プロテアやセルリア、バンクシアなどの圃場が紹介されていましたが、特集はキングプロテア(以下、キンプロ)。生産企業を2軒訪問していました。
一つはタネで増やす企業。ぎょえー\(◎o◎)/!
タネでキンプロ増やすってすごく大変そう。
↓こちらはキンプロのタネだそうです。初めて拝見しました。
もう一つは挿し木で増やす企業。その2つのキンプロ生産企業の生産物を比較しながら、キンプロの良し悪しもわかりやすく説明してくれました。
こちらは、良い方のキンプロ。これらのキンプロはパーフェクトとバイヤーの小林さんが評価。
ほんと、まるで太陽のような花ですね。
キンプロは国内生産はなく、海外まで生産地を見に行く機会のないアタクシにとっては、今回の映像はなかなかレアなものでとても勉強になりました。
こんなふうに日頃お目にかかれない現場をテレビで放送してくれるはとても有難いことですね。生活者のみなさんにとっても興味深いでしょうし、生花の仕事に携わる私たちにとっても驚きがたくさんあります。また近いうちに面白いテーマが特集されることを期待したいと思います。
ちなみに趣味の範囲で昨年からネイティブフラワーのリューカデンドロンとワックスフラワーを栽培していた弊所のショチョ様に聞いてみたら、この夏の長雨で全滅してしまったのだとか。う~ん、ジャンネン!
やはり南アフリカの花だけに乾かし気味に栽培しないといけないのでしょう。なかなかデリケートです。日本で栽培しようと思ったら、それなりにコストがかかりそうですね。
それではみなさま、ごきげんよう。