花研コーヒーブレイク
G20の花をパパラッチ
2019.07.01
こんにちは。ボンジュール内藤です。
梅雨らしい梅雨空が続くあまり、恨めしく天を仰ぐ日々。この先一週間も天気予報に太陽のマークは現れず、なんだかここ数年で最も梅雨らしい天気のような気がします。こんな時は雨の切れ間、切れ間を見計らってショートウォークやスポーツに出かけ、たとえ帰路帰りに雨に降られたとしてもギャーっと騒ぎながら楽しむしかありませんな。帰宅したらおうちでおいしいものを食べて、抑鬱的になりがちな気分の転換を図りたいものです。そして「おうち時間」を快適に過ごすなら、やはり花の演出が欠かせません。今の時季なら個人的にはミント類がお勧めです^^
さて、G20開催で大阪ではかなり様々なところに影響が出て、市民生活レベルでも大変だったこととお察しします。政治的成果はそれぞれあったにせよ、同じ「せいか」といえども生花の方はどうであったかテレビ画面を覗き込みながら、追いかけてみました。映し出された全ての生花の写真を撮影することはできませんでしたが、一部ご紹介したいと思います。(全てテレビ画面を撮影したもの)
※政府からどのようなリクエストがあり、用命を受けたフローリストさんがどのようなコンセプトで納品したかは、わかりません。
こちらは二国間会談の席の花。白ギク、アジサイ、バラ、何かの葉物と思われる生花が使われていました。いずれも国産でしょうか。
こちらも二国間の席。ヒマワリ、アジサイ、淡いグリーンはキクのグリーンシャムロックか?、淡いピンクはシャクヤクか?と思しき花でアレンジメント。
こちらは晩餐のテーブルアレンジ。細葉のポリシャス(でしょうか?)が涼しげでキレイですね。ベロニカ、クレマチス、オダマキ(?)などが使われているように見えます。グリーン主体の中、ベロニカの青が映えていますね。
ある関係者に聞いてみますと、今回G20で使われた会場全体で「里山」をテーマにしているそうで、このテーブル装飾もそのテーマに則ったコーディネートなのだそうです。
日中首脳会談の席は、品目はわからず。白の大輪はシャクヤクのように見えますが、確証なし。スカビオサのツボミが見えますが全体的にはグリーンでデザインされたシャンペトル風とでも言いましょうか。
ウォーターボトルは全てガラス。ホスト国としてプラスチックフリーをアピールするため、G20の参加者に提供されるすべてのものは再生可能な素材でできているのだそう。
米中首脳会談はこんな感じ。竹の器に優しい色の花が活けられていました。グリーンシャムロックやシャクヤクなどでしょうか、そのほかは何の花材かわかりません。
そして最後に、この席で何よりの華だったのは何と言ってもイヴァンカさんですが、イヴァンカさんのお召しになっていたワンピースの模様の花は・・・うーーーん、こちらもわかりにくいのですが、シクラメンのようにも見えました。淡いピンクに白い花模様、柔らかい素材のワンピースでとても素敵でした。
このようなところの花まで追ってしまうのは、職業病かもしれません。(しかもイバンカさん、伸長が180cmで10cmくらいのハイヒールを履いて、顔もスーパーミニマム、アイメイクはしっかりと、すらーっとして本当に美人なのだそうです。淡いサーモンピンクの花柄のワンピースも良くお似合いです。)
いずれにしても、G20のあらゆるシーンで花を使っていただけて良かったです。どの写真を拝見していても、良い雰囲気を作り上げているように思います。ミーティングやディスカッションスペースにも花や植物があった方が闊達な意見の交換ができると聞いたことがあります。納品されたフローリストさまも、大役お疲れさまでした。
それではみなさま、ごきげんよう。