OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

JFMAセミナーはマーケティングを考える上で大変有用な機会でした

2019.06.19

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

昨日は半期に一度のJFMA定例セミナーでした。

『マーケティングの嘘』の著者で、東京辻中研究所マーケティングディレクター辻中俊樹氏に基調講演をしていただきました。

演題は「平成を振り返り、令和の消費トレンドは?」。

平成30年間で日本はシニア型社会へ転換。2000年頃までの「標準世帯」(夫婦+子2,3人)という概念が崩壊し、消費の中心となる生活者の捉え方が変わった。にもかかわらず、スーパーの食品売り場では、まだ標準型をターゲットに52週マーチャンダイジングを行っているのが古すぎるという切り口から始まりました。バレンタイン、ひなまつり、イースター、こどもの日、ハロウィンほか、シニア世帯には関係ない。

その代わりに提案されたのが「エスノグラフィアプローチ」。

(ここでは、自然とシンクロする気持ちをいかにキャッチしていくかということと理解いたしました)

「自然のリズムとマインドがシンクロすること、これが暮らしである」と力説。例えば、お弁当を作りたくなるのは、4月ではなく日長になる2月。山菜の時季には、春のてんぷらが食べたくなる。食のトレンドは「簡便・時短・健康」なのに真逆を嗜好していることになる。このようにスーパーでは新しい感性で訴求する必要があるし、むしろその売り方を季節感のある花の販売からお手本を示してみてはどうかと提案されました。

 

 

また、今年のチェルシーフラワーショウで最高ランクの金賞を受賞したアジサイを作出された日本を代表する育種家のお1人坂嵜潮(さかざき・うしお)氏がいらしていて、運良くお話しする機会を得ました。

金賞受賞したアジサイは半分野生種の血が入っているために、匍匐性で自然な雰囲気をまとっています。枝は柔らかいカーブを描き、大変花付きが良く、通常のアジサイより葉が小さいため水の蒸散が少なく、花とのバランスが取れています。大陸のセンスと異なるSense of natureを大切にする英国のマインドにはまったと、坂嵜氏は受賞の理由を分析されていました。

 

現在、受賞された品種ラグランジア・ブライダルシャワーの3年目の株が大田市場内に展示されています。(FAJさんのセリ室の脇の窓の所)

写真は先週撮影したもので↓、現在はセリ室脇の窓のところに移動されています。

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本日19日時点で改めて拝見いたしましたら花はほぼ終わりですが、実物をご覧いただける良い機会かと存じます。今週いっぱいで撤収するとおっしゃっていましたので今がチャンスです。

 

それではみなさまごきげんよう。

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