花研コーヒーブレイク
11月23日 勤労感謝の日に思う
2011.11.23
実りの秋です。
旬を迎えた農産物も多く、何にしてもおいしくいただけます。花き市場でも暑い夏を通り越して、実物を含めいよいよ品種が豊富に取り揃います。
そろそろ年末も意識し初めるこの時期、自分の仕事や生活の実りの方はどうだったか、あと1ヶ月でどこまで何をできるかを考えてしまいます。
11月23日はもともと新嘗祭(にいなめさい)でした。
新嘗祭とは宮中祭祀のひとつで、収穫した新しい穀物を天皇が神様に捧げ感謝する祭事です。さらに短くいうと五穀豊穣を祝うお祭りでした。
これが昭和23年以降「勤労感謝の日」と改称され、勤労を尊び、生産を祝い、国民が相互に感謝しあう日として祝日となりました。(『花研手帳2012』より)
米国でこの時期サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)というのがありますが、これもまた秋の実りや収穫に対し神に感謝するものですね。国を挙げての祝日のひとつです。11月の第4木曜日に当たる日ですから、今年は11月24日。日本の勤労感謝の日とほぼ日を同じにしています。
実りの秋を尊び神や大地に感謝する習慣は、洋の東西を問わず共通しているものなのですね。
災害が多かった本年を振り返りつつ、それでも生産・流通に携わっている皆様と自然大地のお陰で今日があります。
「勤労感謝の日」の意義を知り、今日はとりわけ感謝の思いを新たにしました。