花研コーヒーブレイク
令和をどう発音するか
2019.04.05
こんにちは。ボンジュール内藤です(*^-^*)
本日も懲りずに新元号のお話。
みなさんは「令和」(re・i・wa)をどのように発音しますか。発音というか、イントネーションについてです。
イントネーションを「平和」というように、抑揚をつけずフラットに発音しますか?(これを、以下「フラット」とさせていただきます)
それとも「明治」のように、最初にアクセントを置いて語尾が下がるように発音しますか?(以下「ダウン」)
というのも、テレビでインタビューを受けていた高校生がフラットに発音していたことで、イントネーションが人によって異なることに気付きました。若い世代がフラットにいうのかと思いきや、ある番組の30代と思しきアナウンサーもフラットに発音していました。
あー、そう、フラットが正解?と思っていたら、そのアナウンサーは民放の方。NHKのアナウンサーはダウンのイントネーションでした。「令和」を発表した菅官房長官も「ダウン」でした。
チョットもやもやしたので、通りがかりの旅人たちに「令和」の漢字をお見せして、自由に発音してもらいました。
すると結果は以下の通り。
この結果からは世代で分かれるとは言い切れません。菅官房長官の発表を見ていたか否かで分かれるかと思いきや、フラットで発音した人も「観ていた人」という人が多くいました。
菅官房長官はダウンで発表していたのに、既にフラットの発音の方が多いのは興味深いところです。日本語の単語は使われてこなれてくると、ダウンからフラットに変化して発音される傾向にあると聞いたことがあります。(例えば「ネット」はインターネットが普及する前は「網」の意味として「ネッ・ト」と頭にアクセントがきて、語尾が下がっていたと思いますが、ネットが普及してから発音はフラットになりました。「プロバイダー」という言葉も然り。一例ですが。)
そういえば、「昭和」については、「平和」と同じフラットの人が多いかと思いきや、熟練世代は「明治」と同じイントネーションでダウンしていう人もいらっしゃいます。(あるいは地域性かな?)
その意味では、「平成」のイントネーションは迷いがなかったように思います。
「令和」については、内閣府はどちらでもいいといっているようです。どちらで定着するのでしょうか、楽しみですね。
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ちなみに、一般社団法人日本流行色協会から令和の慶祝カラーが発表されました。
春の到来を知らせる日本の代表的な花「梅」「菫」「桜」に因んだ3色です。日本流行色協会によると、「自然の美しさを愛でる穏やかな日々が未来永劫続くよう、願いを込めて選んだ」ということです。美しさ、優しさと新しい時代への期待を感じさせる色ですね。
先週満開を迎えた関東の桜は、休眠からの目覚めが遅くなったことや寒の戻りが長かったこともあるのか、まだ開花してくれているようです。田の神様が長くいてくださっているということでしょうか。
みなさま、どうぞ良い週末をお過ごしくださいませ。ごきげんよう。