花研コーヒーブレイク
スイートピー全国一斉キャンペーン!
2019.01.14
今週、大田市場花き棟の2階中央通路は、スイートピーのハッピーな香りと光景に満たされています。
ここに立つと、ふんわりとスイーピーの爽やかな香りが漂います。インターネットで直接伝えられなくて残念なほど。
今週は1月21日を目前に、全国のスイートピー生産の9割近く(推計)を占める生産者さんから構成される日本スイートピーの会、会員県による合同展示会が開催されています。展示品種約140品種、出品されている生産地は全国9県にまたがります。
大きく色ごとに島を分けて展示。
ピンク品種の島には、一般に珍しい刷毛目模様の品種も。
こちらのふんわりとグラデーションがきれいなトアエモアも大正モダンを感じさせる素敵な品種(個人的感想)。いつみてもかわいらしい。ちなみに、この品種名はtoi et moi(トワ・エ・モワ)からきているのだと思いますが、フランス語で「あなたとわたし」という意味です。
赤いスイートピーの島には、全国から集められた赤品種が展示されています。
パープル系品種も、数々の刷毛目模様が登場。バイカラーも豊富。
一般の人が見たら染めているような印象もあるかもしれませんが、これらはナチュラルですから、スイートピーのバラエティの広さに感心してしまいます。
白系品種の展示。
こちらは染め品種。
青系でもこのようなグレーイッシュブルーな発色は花きマーケット全体で珍しく、とても貴重ですね。とてもかっこいいと思います(個人的感想)。
「抹茶」↓というネーミングがナイスアイデアです。写真で色が飛んでしまいましたが、実際にはもう少しグリーンがはっきりしています。
↓チョコレート。毎年ご紹介しているような気がしますが、独特でカッコイイです。(これも個人的感想)
意外かもしれませんが、黄色も染め品種です。現時点で、スイートピーは黄色の色素を持っていないのです。従って、黄色いスイートピーは食用の染料で染められているのです。
ところが!
年間流通する約250-300品種のうち、最も多いのがスイートピー・イエローなのです。
出荷数量1位なだけあって大量に出回っているわけですから、この染め具合の完成度の高さを見れば、消費者・生活者のみなさまの中では、スイートピーのイエローは自然な色と思っている方も多いかもしれませんね。
その次に多いのは(取引年によって多少の入れ替わりはありますが、大田花きの取引の中ではイエローに次いで最多)、こちらのファーストレディ。淡いピンク色です。
また、今日からスイートピーの日を迎えるまでの1週間、スイートピーの日のチラシが一斉に出荷箱に入れられて、出荷されます。このような展示や出荷の全国一斉のキャンペーンは、あらゆる品目でも全国初のお取組みではないかと思います。
大田市場にお越しの際は、ぜひ2階の展示をお見逃しなく。
1年に一度実現する視覚と嗅覚を満たされる空間です。