OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

小寒と大寒

2019.01.08

1月6日に小寒、20日に大寒を迎え、これで二十四節気を一周することになります。

小寒を以って「寒の入り」とされ、寒中見舞いが出されたりします。この日から2月3日の節分までが「寒の内」で、約30日間厳しい寒さが続きます。

 

小寒から、特に4日目を「寒四郎」、9日目を「寒九」と呼んでいたそうです。

寒四郎は麦作の厄日で、この日の天候によってその後の天気や収穫に重大な影響があると信じられていました。今年であれば、1月10日(木)が寒四郎にあたります。天気予報を見れば、全国的にはまあまあ落ち着いているようです(晴れ~曇り)。

寒九は、「寒九の雨」といって、この日に降る雨は農家さんにとって豊作の兆しであると喜ばれていたのだとか。今年であれば、1月15日ですね。ぜひ雨乞いをしたいと思います。

 

新暦では二十四節気は立春を起点にするので(旧暦では冬至を起点)、次の大寒で二十四節気が一巡し、2月4日の立春からまた新しい1年が始まります。この頃から日足が伸び、気温は上昇に向かい、停止していた植物の生命も動き始めます。春は立春より、夏は立夏より、秋は立秋より、冬は立冬より始まります。立春を過ぎると、いくら寒くても「余寒」といい、立秋を過ぎるといくら暑くても「残暑」というのはご存知の通り。

春が始まるといえども、立春のころが一番寒い。それなのに「春立つ」とするのは、これ以上は寒くならない、これからは暖かくなるだけであるという考えからなのだそうです。立春は逆説的ではありますが、「寒さの際」にあることを示しているのですね。

寒いのは、春が近いということ。

「冬来たりなば春遠からじ」

最も辛く大変と感じるときこそ、じっと耐え忍んでいれば、いずれ幸せも巡ってくるでしょう。

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