花研コーヒーブレイク
ハイブリッド型フラワーショップ
2018.12.18
それは弊所の所長がゴルフ業界のマーケット拡大取り組み例に注目したことに端を発します。
競技人口の減少、ゴルフ離れ、ゴルフ場の倒産などを背景に、マーケット拡大のためにゴルフ業界はどのような取り組みをしているのかを学び、はたして花業界でもそれに倣い、消費を活性化することができるのかを検証するため、ゴルフ関係のマーケティングの本を読みましたら、多くの大学の授業でゴルフを取り入れていることがわかりました。
(そういえば、アタクシも大学でゴルフの授業、あったなぁ・・・昔すぎて忘れていましたケド)
そのように若年世代からターゲットにしたら、マーケットはひとつ確保できるのではないか・・・と所長が仮定。
だから花業界も大学生をターゲットにするというのはひとつポイントになるのではないかと悶々と考えているところに、ぬぁんと香川大学の生徒さんから弊社に問い合わせがありました。
2年前ほどからゼミの取り組みの一つとして、花の消費減少をどのようにすれば回復することができるのかを研究していて、そのためのヒアリングに訪れたいと。
アポイントをお取りして、お話を伺ったところ、ハーバリウムやドライフラワーなどが人気で、花を買ったことがない人も、このあたりの商品を入口として提案すると、花のある生活への門戸が開けるのではないかと考えていらっしゃるようでした。
経済学部の学生さんだったでしょうか・・・消費が減っている産業をどのように活性化していけばいいかを課題とし、花き産業に注目してくださったわけです。
その仮説を検証するため、学園祭で自分たちで生花店を出店。生花ばかりでなく、大学生たちの興味を引くような”生花に関連する雑貨”(例えばドライフラワー、ハーバリウム、生花で作ったアクセサリーなど)を販売されました。結果を聞いてみましたら、学園祭では大変好評だったとのお返事をいただきました。
実は、既に営業している実店舗でも生花ばかりでなく、その周辺雑貨を販売して成功しているところをよく耳にします。法政大学の小川先生(日本フローラルマーケティング協会会長)は「ハイブリッド型フラワーショップ」と呼び、そのことについては、小川先生(日本フローラルマーケティング協会会長)がブログで紹介されている通りです。
このようなことを踏まえて、新春1月22日、日本フローラルマーケティング協会の新春セミナーで「新しいフラワーショップのスタイル」と題し、新しい試みをする生花店さまにご講演いただきます。
非会員さまも会員様と同じ条件で参加可能ですので、是非ご参加くださいませ。
多くの方が集まりますので、ネットワークの構築のためにも良い機会となると思います。
みなさまのお申込みをお待ち申し上げております。