花研コーヒーブレイク
ハロウィンの胸騒ぎ花材
2018.11.02
渋谷でのハロウィンは大変な騒ぎだったようで、逮捕者も出るなどニュースになっていますが、花き業界でもちょっとした胸騒ぎを感じる花材(といっても、良い意味です)を発見しました。
大田市場に流通したわけではないのですが、いつもお世話になっているあるデザイナーさんが「こんなのあったよ」と紹介してくださった胸騒ぎ花材がこちら。
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胸騒ぎというか、むしろ胸キュンに近いかも。
コロンビア産アルストロメリア。花弁はオレンジ色ですが、葉と一部の花弁の外側が青紫色に染められていて、それがまたきれいに調和して、意外にも自然な感じなのです。
写真ですと、青紫色が浮き出ますが、実物は良く馴染んでいて、これを紹介してくれたデザイナーさんは、
「これはナチュラルなのか、染めなのかわかりますか?」
とわざわざ弊社に聞いていらっしゃいました。
「染めだとしても茎元はインク色に染まっていないし、このような色すごい品種が誕生したのか」
と聞かれたくらいです。
写真では上手に映らなかったのですが、メリアのオレンジはもう少し“濃いオレンジ”ですし、葉の青紫はもう少し“紫より”です。
輸入されてから実需者の方が染めを施したのか、産地から染められてきたのかは不明ですが、この卓越したセンスに脱帽です。
もしかしたら、今後季節のイベントごとに、これまでの常識を覆すような鋭い感性が放たれた花材が流通するかもしれませんね。
それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。