花研コーヒーブレイク
10月10日 徒然に思ふ・・・
2018.10.10
10月10日といえば、以前は体育の日だったが、ハッピーマンデー法、及び移動祝日で2000年から10月第2に月曜となっている。
いまでは10月10日は・・・
「トマトの日」(全国トマト工業会制定)
「空を見る日」(「信濃にやか」が制定。天(ten)の語呂合せ)
「トートバッグの日」
「転倒防止の日」(転倒予防医学研究会制定。てん(ten)とう(10)から)
「お好み焼の日」(オタフクソース制定。お好み焼を焼くジュー(10)ジュー(10)の音から)
などがあるよう。
花き業界関連では「球根の日」と制定されている。大正9年創業、奈良県の総合園芸メーカー「花の大和」さまが2017年に制定。
この頃、秋植え球根を植えるのにちょうど良い時期であること、また10月10日の1と0を縦につなげると、球根から芽が出ているように見えることに由来するとのこと。GOOD IDEAではありませんか!
では「球根の日」にあやかり、店頭で販売促進していくには、どのような球根切花があるのか。
それはこの時期でしたら、なんといってもダリアでしょう。(ダリアはキク科ですが、その根がサツマイモのように膨らむので球根といい、大田花きでは球根チームの取り扱いとなっています。)
ほかには??
そんな時に便利なのがこちら。
そうです、もちろんフラワービジネス手帳です!
Data10のページをご覧いただきますと、10月に流通する球根植物はなにか、一目瞭然です!
これによりますと、例えばグラジオラスやネリネ、リコリスなどのアマリリダセアエ、オオニソガラム(輸入)、テッポユリ、オリエンタルユリなどが流通していることがわかります。
う~ん、ナンテ便利なんだ!フラワービジネス手帳。
さて、体育の日は10月10日から移動祝日になったと思ったら、今度は2020年から「体育の日」ではなく「スポーツの日」と改称されると決まった。しかも、オリンピックイヤーの2020年のみ、第2月曜になるのだとか。
そもそも体育の日は、1964年東京オリンピック開会式の日。「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」ことがその趣旨。
「体育」という言葉はとても良い言葉のように思うが、学校の授業課目と祝日以外にはこの名前になじみがないせいか、改称となった。
ではそもそもスポーツとはどのような意味なのかというと、disport(楽しむ・遊ぶ)に由来している。
dis-(分離を示す接頭辞)とport(運ぶの意味)からなっていて、元々は「日頃の仕事から自分を話すために、他の場所に運ぶ」という意味から、「気分転換する」という意味になり、それがさらに変化して「娯楽」に近い意味も含めた活動からトレーニングに近いことも指すようになった。
つまりDisportだったのが、di-が取れてsportとなり、複数形のsports(スポーツ)という用語が日本では定着したというわけ。
語源を考えれば、「体育」よりも日常を離れ、より楽しく気分転換をしながら運動しようという語感が含まれているように思う。
働き方改革なども提唱され、より豊かに、仕事ばかりでなく充実した私生活を送りましょうという現代の風潮に適った語感を持つを持つ言葉なのかもしれない。