OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

『ボケたくなければバラの香りをかぎなさい』

2018.10.09

昨日の小欄では、中央通路のハロウィンコンペについてご紹介させていただきましたが、実は同じく現在、中央通路のショーケースで栃木県の生産者さまの素晴らしいバラが展示されています。

 

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ショーケースの中は、香り立つバラがたくさん!

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藤色の‘シランス’

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フェアビアンカ

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ユカカップ

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ブルゴーニュ

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チアガールアプリコット

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2Dからでもいかにも良い香りが漂ってきそうではありませんか!

全てのバラが芳香バラではありませんが、上に紹介したバラは今回の展示のごく一部で、比較的強香を放つ品種です。

 

なぜ香りのバラをご紹介したかというと、昨日読んだ『ボケたくなければバラの香りをかぎなさい ~脳を刺激する生活習慣のすすめ~』(天野惠市先生著,東京脳神経センター専門医/医学博士)という書籍に、大変興味深いことが書かれていたからです。

 

私たちが嬉しいと感じる刺激は、脳にとってもごちそうで、脳がポジティブに活動し、それがボケ防止に繋がるのだとか。

しかし、体重計や万歩計と違い、脳の活動やどれだけ喜んだかは、数値化できず見えにくい。

そこで、「脳の万歩計」代わりに、“毎日好きな花の香りを楽しむというということが認知症を予防する”と、著者から提唱されています。科学的根拠もあるのだそうです。

自分が「いい香り」と思う花と向き合い、まずしっかりとその花姿を眺め、次に顔を近づけ、匂いを嗅いでみること。いつもの散歩道に好き花があれば、足を止めて顔を近づける、なければ切花を買うといいでしょうとおっしゃっています。

「花なんてもったいない?いえいえ、お花を家に飾らないことこそ本当にもったいないことなのです」と強調されています。

 

花の香りによって、脳がさまざまな記憶を呼び覚ましたり、整理したりと、認知症予防に好ましい活動をしてくれるのだそうです。ストレスから心と体を解き放ち、リラックスさせる効果も期待でき、健康にしてくれる。花でなくても、好きな香りであれば香水やアロマオイル、お香などで代用はできるが、脳に与える複雑で良質な刺激としては、花の香りにははるか及ばないというのが著者の意見。

好きな花、香りであればスーパーで買ってもいいじゃないか、ぜひ花のある生活を習慣にしてと、ご提案いただいています。中でもバラの香りがとりわけ効果を期待できるそうで、認知症回復の決め手はまさに「バラの香りをかぐこと!」と。バラの香りを形成するにおい物質(揮発性化学物質)は14種類あり、それが複雑に混じり合うことで、それぞれの品種によって異なる官能的ともいえる香りを作り出しているのだとか。この複雑さや種類の多さというのもいいかもしれませんね。

 

 

そのほか、花以外の認知症予防情報もあり、高齢者はダイエット駄目よとか、水を十分摂取しましょうとか、異性に興味を持ちましょう❤とか、朝起きたら(女性は)きちんとお化粧をしましょうとか、掃除をしようとか、納豆を食べようとか、「あとでやる派」はボケやすいとか・・・実はそのような花以外の健康情報が8割強だったりしますが、これまた面白く、本文のフォントサイズは18くらいですし、大変読みやすいのです。さすがワニブックス。

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香りのバラが認知症予防や脳の活動に良い影響をもたらすと科学的根拠がもたらされた今、アタクシは日頃いろいろお世話をしてくれる伯母(叔母)たちや親に、香りのバラをプレゼントしようと思います。

伯母たちは、50cmくらいしか離れていないのに50mくらい先の人と話をしているのかと思うくらい大きな声で、息継ぎも忘れて(いるかのごとく)ずっと話し続けるほど元気で、気付けばそっくり返って笑っているような、認知症とは程遠い彼女たちですが、きっと香りのバラを喜んでくれるでしょうし、純粋に彼女たちの永遠の美と健康を祝って贈りたい!と、この本を読んで強く思いました。そして、ちょっと贅沢な気もしますが、自分のベッドルームにも置いてみようかなと。たまにはいいですよね。

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