OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

高齢者マーケット

2018.07.27

スウェーデンの家具メーカーイケアが、4月に高齢者向け商品を発表しました。その中には、花瓶も含まれています。商品展開の対象は高齢者とは限らず、日頃の生活でほんの少しのサポート機能を必要とする人です。

そのブランドを「OMTÄNKSAM」(オムテンクサム)といい、「思いやりがある」という意味なのだそうです。

このような人々の幸せや社会福祉の観点から、日常用品を開発していくという考えがとても素晴らしいと思いますし、共感を呼びますね。

日本は随一の超高齢社会として、世界からビジネスモデルや社会政策について注目されていると聞きます。

ところがまあ、超高齢大国の日本マーケットで、高齢者のための商品開発が日本の企業からではなく、外国の企業だったというのは、多少出遅れを感じざるを得ないでしょうか。それがまたスウェーデンの企業というのは、さすが福祉国家だけありますが。

 

時折小欄でご紹介させていただいていますとおり、花きのマーケットも50代以上に大きく支えられていますし、潜在需要も非常に高いと考えています。実際の消費としてレスポンスが表れるのも、比較的早いマーケットと予想します。若い世代への訴求も重要。と同時に、介護・福祉の観点、または高齢者の日々のちょっとした幸せの提供という観点から、花も新しい商品や販売網を作ることができるといいなと思います。

 

 

さて、最後に話は変わりますが、今週から久しぶりに小説を読み始めました。図書館で予約したときは400番目近くで、順番が回ってくる頃には何十年後か、アタシャ生きているのかくらいに思っていましたが、意外と早く手元に届きました。多分4-5か月くらい。しかも、予約したときは50番以上の開きがあった上下巻が一緒に届きました。ここも嬉しい誤算。予約の時は下巻が先に届く順番でした。

その小説を開き1ページ目に目を落とし始めたときは、小説自体が久しぶりすぎて、「小説の読み方を忘れてしまった」という感覚に陥りましたが、あまりの面白さに2ページ目には既にのめり込んでいました。

やはり小説は面白いですね。

災害レベルの猛暑が去ったと思ったら週末は台風ですか。

みなさまもくれぐれもご自愛の上、良い週末をお過ごしくださいませ。

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