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園芸品・同用品支出金額推移

2018.06.12

5月29日の小欄で、1世帯当たりの切り花支出金額の45年推移をご紹介いたしました。

思い付きですみませんが、本日は、「園芸品・同用品」における1世帯当たりの支出金額推移をご紹介させていただきます。

 

1990(平成2)年から最新の2017年までのデータです。

園芸品・同用品は平成2年から独立して統計が取られるようになった項目です。それまでは、「愛玩動物・園芸用品」として統計が取られていたので、平成元年までのデータと純粋に比較することはできません。従いまして、次のグラフは園芸品・同用品がひとつの項目として独立した最初の年から、統計が発表されている最新の年までをまとめたものです。

 

【1世帯当たりの支出金額】園芸品・同用品

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(データ元:総務省統計局)

 

最新の2017年は8,463円(税込み)です。

統計データによると、園芸品・同用品の場合、1999年に支出のピークが訪れます。(切花は1997年)

99年のピーク時に比べると、約28%減少。(切花は33%減少)

2017年の8,463円は23-24年前の1993年-1994年の支出金額と同じ水準です。(切花は30年前と同じ水準)

 

良いことは、2017年は前年よりも支出金額がアップしているということです。20代、40代、50代で支出金額がアップしていますが、とりわけ、20代においては1.5倍に増えています。

 

ここで追記いたしますが、「園芸品・同用品」のうち、園芸品とはガーデニングや家庭菜園に係る植物です。草花のタネや球根、盆栽、苗器、植木等を含みます。

「園芸用品」とは、ガーデニングや家庭菜園に係る用品のこと。シャベルやハサミ、ジョウロ、植木鉢などのことを指します。肥料や殺虫剤のみならず、「家庭菜園の借地料」も含みます。これが驚きでした。

いまは、郊外に借地をして園芸を楽しむ方もいらっしゃいますから、その金額はいずれ家計消費のこの項目に表れるかもしれません。

 

「園芸植物」と「園芸用品」がひとつの項目として統計が取られていると、純粋に植物が売れているのかどうかわからないのでは?と思われる方がいらっしゃるでしょう。その通りです。

そこで、2015年からはこの2つがさらに分かれて統計が取られるようになりました。私どものような調査を業務内容とする者にとってはとても嬉しいことです。2015年からですので、まだデータは3年分の蓄積しかありませんが、1989年までは「愛玩動物」と「園芸用植物・同用品」は一緒にカウントされていたことを考えれば、大きな進歩です!

 

2015年から2017年の最新データがこちら↓

【「園芸用植物」、及び「園芸用品」における1世帯当たりの支出金額】

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前述の通り、園芸用植物は、2017年支出が伸びていますが、園芸用品は微減です。横ばいの範囲と言ってもいいかもしれないくらいですが。

ご参考まで。

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