OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

JFMAセミナー「花が面白くなくなっているのは、なぜか」

2018.06.04

明日6月5日(火)、JFMA(日本フローラルマーケティング協会)のフラワービジネス講座基礎編が開講します。

1年間で基礎編から中級編、上級編と開講されますので、ご興味のある方は是非ご参加くださいませ。(弊社も1講座だけ講師役を承っております)

詳細はこちら

 

さて、本日は、もう一つJFMAのイベントの紹介です。

6月19日(金)13.30-JFMA定例セミナー「花が面白くなくなっているのはなぜか?」
 ~タネ業界の視点から学ぶ、花業界へのヒント~

(場所:法政大学大学院新一口坂校舎501教室)

 

先月、英国のチェルシーフラワーショーで、育種家の坂嵜潮さんが“匍匐性”のアジサイでFlower of the Yearをご受賞されました。大変すばらしいことです。

一方で、毎年ドイツで開催される園芸博IPM ESSENのツアー報告によると、「全体的にはここ数年品種開発が進まず、展示品種が変わっていない印象」なのだそうです。

実はこれには理由があり、CBD=Convention Biological Diversity(生物多様性条約)とABSAccess to genetic resources and Benefit Sharing(遺伝資源利用から生じた利益の公平な配分)という2つがキーワードとしてあり、これらの条約・規制ができたことが、品種開発が進まない理由の一つとして挙げられるそうです。

つまり、「遺伝資源はその国のものですよ」となり、育種家・企業は植物でも資源国からリソースを持ってこれなくなったのだそうです。IPMに行ってもあまり変わり映えしないように見える裏には、このような背景があり、(とりわけ)ヨーロッパの遺伝資源が枯渇していて、全体的に創造性の低下に大きく影響しているということなのだそうです。

 

これらの問題や現状を踏まえ、6月19日のJFMAセミナーでは「花が面白くなくなっているのはなぜか?」と題し、種苗の専門家たちによる講演とパネルディスカッションが行われます。

未来の花き産業を占うに当たり、色々な情報を聞き出せる機会になると期待しています。

ぜひみなさま、ご参集くださいませませ~♪

 

詳細はこちら

pagetop