花研コーヒーブレイク
JFMA主催 カラーセミナー
2018.04.10
本日のJFMAのアフターヌーンセミナー、かなり勉強になりました。
日本カラリスト協会の上田裕子先生が「花を生かす色彩テクニック」と題し、花の色合わせ、ラッピングペーパーカラーの選び方、お客様の「かわいらしく、ロマンティックに」や「エレガントに」などのリクエストに合ったデザインの作り方、お客様の服装から好みを知るコツなど、短い時間ながら大変わかりやすく、且つ広範囲にわたりご教示くださいました。
やはり専門家のお話しは違います。
例えば、みなさんなら赤いチューリップのラッピングペーパーを何にしますか?
実際に2種類の赤いチューリップでデモンストレーションをしてくださったのですが、同じ赤でもベースとなる色が青味か黄味かでラッピングペーパーや合わせる花が変わってくるのです。
しかもそのベースの色を理解できれば、ラッピングペーパーをたくさん用意しなくても、基本の2色(+α)でOKというアドバイス。
ところが、上田先生が今回の講演に先立ち、生花店を何十軒か回られたそうですが、ベースとなる色味に合わせて的確にラッピングペーパーを選んでいたのは1店だけだったそうです。
花のベースとなる色を理解することが大切。大きくは青か黄色のどちらか。それもすぐに見分けられるようになるでしょう。せっかく素敵なデザインのアレンジ、ブーケを作ってもラッピングペーパーの選び方ひとつで商品の生死にかかわってくる(!)ということがよくわかりました。
どの生花店様もまた生産者様、流通に携わる方も入口だけでも知っていれば即業務に活用できる知識と感じましたよ。