花研コーヒーブレイク
カーネーション品評会 1週間後
2018.02.28
先週の木曜日(2月22日)に大田市場で初めて花き生産協会カーネーション部会様による全国花き品評会が開催されました。
あれから1週間、審査は開催初日に行われますが、展示はまだ継続して行われています。展示は3月2日金曜日までの予定。つまり9日間です。同じく品評会として名高い関東東海花の展覧会も開催は3日間。それを考えれば今回の大田市場での開催は、かなり展示期間が長いですね。
この期間もまた、生産者さまの緊張が続く時なのではないかと思います。なぜかというと、1週間経過し、日持ちや品質の差が表れてくる頃だからです。審査員のみなさまにとっては、この1週間後の結果も審査時に見えてしまうのだと思いますが、この時期の品質の差は審査のプロでなくても明らかです。
しかも、審査の時と異なり、すべての出展品に生産者さまと品種名の記載があります。様子のおかしい花があるとすれば、買参人さまも市場関係者も誰の出展かを確認できてしまいます。市場で1週間以上の展示品評会というのは出品者さまにとってはなかなかのプレッシャーですが、同時に良いPRの機会にもなります。
受賞したみなさまのカーネーションはさすがに変わらず。審査員のみなさまの目に狂いはありません。
大田花き社長賞をご受賞された山崎竜典様(愛知県)のユカリスクーロは、更に大きく開花し華やかに。
入賞されていない品種も、今こそ本領を発揮されているものもたくさん。
こっそりガクを触らせていただくと「カッチカチやねん」なんていうスゴイものもあり、このちょっとひんやりした中央通路の環境なら何か月でも開花し続けそうな勢いです。
こうしてカーネーションを拝見していると、いい花だなーと素直に思ってしまいます。それだけ生産者様が一生懸命作ってくださっているということですね。