花研コーヒーブレイク
日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2017
2018.01.12
大田市場花き棟2階の中央通路には、先日選考された日本フラワー・オブ・ザ・イヤーの商品が展示されています。
最優秀賞は京成バラ園芸さまのカーマイン クラシック。
審査講評としては、「ロゼット咲きと輪径の大きさが目を引くゴージャス感たっぷりな品種。深みのあるシックな濃いピンク色の花はインパクトが強く、来場者の人気投票では切り花で9位に入賞。クラシカルな花型のバラが人気だが、同系の切り花品種の優品はまだ珍しい」とあります。
1月10日付けの日本農業新聞にも掲載された受賞の記事。カーマイン クラシックと喜び溢れた京成バラ園芸の久田様のグッドスマイルの写真。
そのほかの受賞品種を一部紹介。
リンドウのクラリナサファイア。これは(も)素晴らしいですね。サカタのタネさまの品種です。
しっかり開花するササ系のリンドウで、先端の花はすべて開いています。青の発色もきれいですね。
個人的にgood pointと思ったのは、そのツボミです。花弁の外側がグリーンで内側の青がほんのり見えるあたりが神秘的で美しいなと。
宮崎県の式部三姉妹は特別賞を受賞。
青式部はフレグランス特別賞を受賞。
バラのゴッドマザーはベストフラワー賞とライフデザイン特別賞を同時品種。来場者の人気投票では切り花部門第2位。
京成バラ園芸さまのヴィンテージレースはベスト・フラワー賞とライフデザイン特別賞を同時受賞。
この品種はアタクシも昨年の展示の時から大変気に入って、写真を撮りまくっていました(笑)
グレイッシュラベンダーで外側はグリーンがかってかっこいいですね。
京成バラ園芸さまのグランドジュビリーはカラークリエイト特別賞。
たなまち園芸場さまのバラ・エレノアはフレグランス特別賞。
こちらはサカタのタネさまのレイナホワイト。ベストフラワー賞、ライフデザイン特別賞。
宮崎県、綾園芸さまのラナンキュラス、ラックス エウロペ(Europe、ヨーロッパのことだけどギリシャ神話の姫にちなんでかな)はベストフラワー賞、ブリーディング特別賞受賞。
同じくラックスのウラノス(天空の神Uranusuから?)はベストフラワー賞、ニューバリュー特別賞受賞。
こちらのトルコギキョウはミヨシさまのハピネスピンクチークとハピネスブルーチーク。ブリーディング特別賞です。
鉢物はこちら。
椎名洋ラン園さまのドリタエノプシス・ゲイシャワルツ。←海外輸出も意識された命名でしょうか。カラークリエイト特別賞。
スカエボラ、サンク・エール ライトブルーとホワイトはベストフラワー賞受賞。ライトブルーはグッドパフォーマンス特別賞やブリーディング特別賞など多くの賞を同時受賞。
鉢物部門春の審査会最優秀賞はこちら。
何の植物だと思われますか?私はPOPを拝見するまでわかりませんでした。
エラチオールベゴニアだそうです。宇佐美園芸様(愛知県)のルネッサンスプットNEOという品種。
コレ、ベゴニアなんですね?!と驚くほどユニークな品種です。どれが葉でどこから花なのか、はたまがガクなのか。
ツボミがグリーンで展開につ入れて鮮やかなオレンジに色付きます。ギザ弁も新しい。
鉢物商品はほかの受賞品を見ても全体的に小輪傾向でしょうか。
ご受賞された皆様、誠におめでとうございます。
それでは皆様良い週末をお過ごしくださいませ。