花研コーヒーブレイク
中央通路はユニークな花盛りです!
2017.09.15
ご紹介が遅くなってしまいましたが、今週の中央通路から。
三宅花卉園さま(千葉県)のベラドンナリリーの‘フェイバリット’。
この透明感のある質感が素晴らしいではありませんか。
“ベラドンナ”とはイタリア語で確か「美しい女性」という意味。
フェイバリットの意味と合わせれば、「お気に入りの美しい女性」と言ったところでしょうか。この花を表現するに、かなり的を射たネーミングのように思います。
1本に8輪ほど付いています。(個体差があります)
顔を近づけてみれば、香りも素晴らしい。デザイナーさん、生花店さまなら一度は使ってみたいと思う花でしょう。清楚な雰囲気ながらもとても色気があって素敵です。
セリ室の入口前はハロウィンの展示。
カボチャだけでなく、クルミ↓なども展示されていました。
青いクルミ、初めて拝見いたしました。これはハロウィンも含め、秋のアイテムにぴったりですね。
染めのパニカム。こちらも人気です。
花芽が上がってきたキセログラフィカ、めっけ。
こうみえて、本物のカボチャ↓ソラナムではなく、カボチャです。直径4cmくらい。
つやつやとしてきゃわいい。
栗もあります。
最後にショーケースは輸入商社クラシック様のアイテム。こうして見ると豪華ですね。
何と言っても存在感を放つのは右下のキングプロテア。略して「キンプロ」←勝手に略しているだけです。公称ではありません^ ^;近くで見ると独特な世界を垣間見ることができます。
周りの赤く色付いたところは総苞と呼ばれる部分で、その内側は小さな花が集まった頭状花序という部分です。
崩れないハードな質感と、幾何学模様を織りなすフォルムは見る角度によって表情が変わりますね。
キングプロテアは南アフリカ共和国の国花に指定されています。
キンプロと双璧をなすのがピンクッション。こちらも独特なフォルムをしています。
「ピンクッション」と初めて耳にしたとき、“「ピンク」+「ッション」なのかな、このピンクの花。「ピンククッション」が言えなくて、「ク」が脱落したのかな」くらいのお気楽な感じで思っていました。アホやね、アタシ。あの頃、アタシも若かった~♪と言った感じかな。
マチ針などを刺しておく枕をピンクッション(pin cushion=ピンのクッション)と言いますが、花のフォルムが針を刺しておくものに似ていたことからピンクッションと名付けられました。
プロテアのヴィーナスは少し柔らかい雰囲気でお気に入り。赤と緑のコントラストがいいですね。
クレマチスのインスピレーション(ピンク)。クレマチスも輸入がたくさんあるんですよ。
国産は5-6月が旬ですから、今の時期は輸入品が活躍します。
ユーカリも人気。
多種のアストランチアも魅力的です。
春夏を迎えた南半球からのアイテムは、開花シーズンを迎えています。それぞれにドライな質感だったり、起毛状のものがあったりで、秋冬を迎える日本にマッチするものがたくさん見受けられます。
是非ご活用いただきたいと思います。
さて、良い週末をと締めくくりたいところではございますが、週末は生憎台風の予報。
ちょうど彼岸前で、交通の便も滞り、ご出荷者さまもバイヤー様もそれぞれにご苦労が多いこととお察しします。
交通事故などや体調管理に注意して、何とか天候による影響も最小限になりますようお祈り申し上げます。
※弊社は9月18日(月)は営業しております。