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マツコの知らない食虫植物の世界

2017.08.16

昨晩のTBS-TV番組「マツコの知らない世界」は「ねりもの」と「食虫植物」。実はひとつのテレビ番組をじっと見ていられない性質(タチ)なのですが、食虫植物のところだけは集中して拝見いたしましたよ。

1,000種以上の食虫植物を有するというナビゲーターの田辺直樹さんのお話は、ユニークでわかりやすく、また興味深く聞いていられました。マツコちゃんのリアクションも良くて、それがまた専門家のみなさまのお話を引き出していらっしゃるのでしょう。

 

そもそも食虫植物誕生の由来は、土壌から栄養を得て生きていく上で、他の植物との競争に負け、痩せた土地などに追いやられ栄養を昆虫などからとるようになったことだそうです。つまり、不利な環境で生きていくために遂げた進化の結果が食虫植物だということです。

これは知らなんだな。

好きな食べ物は“動物性タンパク質”なのだそうで、植物性のものはお召し上がりにならない。実験していたのですが、白米(炊いたもの)、焼き海苔、かつおぶし、ベビースターの中で、白米と焼き海苔は一切お召し上がりになりませんでした。かつおぶしは完食、ベビースターは食べますが小麦粉らしきものは残していらっしゃいました。

とすると、エビの切り身とか食べるのかな~!?

まあこうなると、マツコちゃんが食虫植物に謝ったり、頭イイネって褒めたり、植物にある種の人格を見出したくなるのもわかりますね。

 

また、ネペンテス(ウツボカズラ)にたまった水を飲んでみては?とマツコちゃんが迫られ、「あたしはさすがに無理よ」と番組スタッフにその権利を譲渡。

ぬぁんと黒縁のメガネをかけた番組スタッフがなんとネペンテスの水を飲んでいた!!!\(◎o◎)/!

ストローでジュースのように。味については「自然のおいしい水のようです」とコメント。

 

進化論を唱えたダーウィンのお友達のアルフレッド・ラッセル・ウォレス(英国、同じく進化論提唱者)はマレーシア探検中に飲み水に困ってネペンテスの袋に溜まった水を虫をかき分けて飲んだと伝わりますが、なんとナビゲーターの田辺さんのお祖父さまが、戦争で出兵したボルネオの森でも、みなウツボカズラの水を飲んでいらしたのだとか。ボルネオでは猿がネペンテスの水を飲むので、「モンキーカップ」と呼ばれているのだそうです。

 

しかし、それを聞いても尚、あたしゃぁ飲めない。すごい。さすが、番組スタッフのプロ魂を垣間見ましたよ。

 

かく言うアタクシも実は小学校3年生の時に、自宅で食虫植物の栽培に2-3回ほど挑戦したことがあります。パカッと2枚貝で挾む種類だったので、ハエトリソウかなにかだったと思います。しかし、いずれも1か月ほどでダメになってしまいました。

当時は水分が足りないかなと思っていましたが、田辺さんのお話を伺うとそうとも限らないかなと思いました。今となっては本当の理由はわかりませんが。

 

昨晩の「マツコの知らない世界」を見逃してしまった方は、無料配信のTVerで1週間のうちくらいでしたらご覧になれるみたいですよ。

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