花研コーヒーブレイク
花きの直売
2017.07.03
本日の日経新聞『春秋』欄は築地の素晴らしさを語る文化人類学者クロード・レビ=ストロースの言葉から始まる。
流通大手による産直取引やネット販売が勢いを増しているが、築地の存在意義、素晴らしさに気付くべきではないかと。
折しも、農林水産省より6次産業化総合調査報告が発表された。みれば直売の中で花き類の売上は伸びている。(2015年)
シェアも7.7%と普通の食品スーパーと比べると格段に高い。普通のスーパーにおける花の売上は0.5%以下、農産物産出額の中でも花きは4%。
伸び率にすれば、全体でこの5年間、全体では126%だから、花きの伸び率116%がそこまで追いついていないのは、花き産業の性質、構造に起因しているか・・・。
それでも尚、伸びている販売チャネルには変わりない。観光の目的地、あるいは通過地点としてカーナビなどで直売所を選んでいる立ち寄り購入に至るケースも多い。つまり生活者・消費者が求めているチャネルの一つということだろうから、とりわけ地方・地域ではこのチャネルに対するマーケティング的なアプローチが欠かせないのだと思う。
【生鮮品の直売金額 まとめ↓】
日経新聞繋がりでもうひとつ。
7月2日(日)日経新聞My favorite欄に、日本が誇る世界の育種家佐瀬昇様ご夫婦(千葉県)が紹介されています。
素晴らしい笑顔^^
限られた文字数の中で佐瀬様ご夫妻の魅力とトルコギキョウの育種に対する情熱がよく伝わってくる内容ですね。皆様もよろしければご覧くださいませ。