花研コーヒーブレイク
聴覚で楽しむ花き
2017.05.31
花きの定義は基本的には「口に入れず、観賞によって楽しむことができる植物全般」です。
とはいえ、視覚ばかりでなく、嗅覚、触覚などほかの感覚に訴求するアイテムはたくさんあります。(味覚はNG)
嗅覚といえば、香りのする花々。現在、弊社のオフィス前のカウンターに飾ってあるシャクヤクが満開で、あたり一帯を心地良い芳香で満たしてくれています。
触覚ならラムズイヤーのようなふわふわ感を触って楽しんだり、他にもみなさまが思わず触ってしまいたくなるような花きはたくさんあるでしょう。何より、日々花を挿したり生けたりされている方は、既に花きに触れることで感覚に刺激を送っていることになりますね。
アロマティカスというシソ科のハーブなら、嗅覚と触覚との両方を満たしてくれます。
では、聴覚はどうでしょうか。
今まであまり意識していなかったかもしれません。(ここでは“植物の声が聞こえる”という例は除外させていたただきます♪)
この度、聴覚を刺激するアイテムを弊所のショチョさまが探してきましてね。
これです、コレ。大きなマメを乾かした感じもので、振るとシャカシャカと音がします。
何となくローテンションかなと思っているときでも、ソレを掴ませるとスイッチが入ったシンバルを叩く猿のおもちゃのように、急にシャカシャカと振りながら踊り出すのです。
最初は独りで踊っていてもらい、アタクシは異空間に存在するかのように下を見て黙々とデスクワークをしていたのですが、ふと手を留めて見上げると表情もかなり幸せそうではありませんか。(実際のところ、この写真以上の笑顔です。)驚きましたね。人が見ていようがいまいが関係ないのです。見せるために踊っているわけではなく、自分が幸せかどうか。この聴覚と自分のリズム感覚を刺激するアイテムがショチョさまにとって生活に潤いを与える幸せアイテムなんですね。
ここをクリックすると【動画】を閲覧できるかも?FBに投稿した動画にリンクします。
30秒くらい踊って「生活に潤いが必要なんですよ」とぼそっとひとりごち、そのマラカスのようなアイテムを片付ける。
そしてすぐに戦闘配置に着く(仕事に戻る)わけですが、ソレを手放した途端にローテンションに戻ってしまうのです。いわばショチョさまのスイッチというわけですね。
さて、このマラカスのようなアイテム、実は鳳凰木(ホウオウボク)というマメ科の植物のタネです。
ホウオウボクはジャカランダ、カエンボク(火焔木)と並び世界三大花木と称されます。マダガスカル原産の植物で熱帯地方でよく育つようです。この商品はタイから輸入されたものですが、沖縄などにもあるそうなので、沖縄在住の方や沖縄にお出かけになった方はご覧になったこともあるでしょう。
聴覚やリズム感に訴求する新しい切り口の花きを生活に取り入れてみるというのもいいかもしれませんね。