花研コーヒーブレイク
ユリの花粉取り器
2017.04.18
以前、小欄で衣服に花粉が付いたときにどのように対処するかをご紹介させていただいたことがありました。(雑巾、セロテープ、掃除機などの比較。ブログ記事はコチラ)
さて最近、ユリの花に付いている花粉をとる道具はないかなと弊社のショチョさま。
たとえば、私が個人で楽しむ場合は葯(やく)が開く前に(つまり手で触っても汚れないうちに)取るようにしているのですが、生花店さんともなれば、忙しさでなかなかそうもいかないでしょうし、展示中のユリのメンテナンスで大量に花粉を取らないといけないこともあるでしょう。
↓コレ。このように葯が開いてからは、もう素手で取るのはデンジャラス!
こうなってから素手で触ろうものなら、その後どれだけ一生懸命手を洗っても、花粉の色が皮膚に黄色く残るほど。この色はかなり強烈です。ご家庭でしたら割りばしか何かでつまんで取るのがいいかと思いますが、生花店のみなさまはピンセットを使って取っていらっしゃることが多いようです。
いずれにしても生花店さん、デザイナーさんのご苦労を考えると・・・
「ユリの花粉取り器ぃ~」(←ドラえもん風)
などというものが開発されないかなと空想に耽ったりします。
本日の日経1面には、全コンビニ商品にICタグを取り付けることで、カゴごと無人精算が可能になるという記事。世の中はどんどん進んでいっているのに、ユリの花粉を取る方法は変わらず・・・というのは需要と供給の問題なのかもしれませんが、生花店さんの間ではその需要はあるのではないかと思っています。
「ユリの花粉取り器ぃ~」とはどのようなものでしょうか。
例えば、バリカンのようなもで花を傷めず一発解決というのは理想的ではありますが、そうでなくても画鋲抜き器のようなシンプルなものでもいいかもしれません。手早く、花を汚さず、手や衣服を汚すことなく、スマートに取り除く小道具があったら、重宝するのではないでしょうか。
本日、弊社のショチョさまはティッシュで取り除いていました。ついでに本日のブログネタにしてしまいました。ありがとうございます。