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フラバレ 2月の花消費は伸びていますか?

2017.02.10

フラワーバレンタインもいよいよ来週の火曜日に迫りました。今週末はチョコレート業界も花業界も売り時ですね。

フラワーバレンタイン実行委員は2010年に発足、2011年のバレンタインから始まり、7年目の現在に至ってはご関係のみなさまのご尽力で、知名度も普及率もかなり上がったようです。

ご商売として実感していらっしゃる方は多々いらっしゃると思います。では、そのことはデータに表れているでしょうか。

家計消費調査から2月の切り花消費を見てみました。(「園芸植物」は2015年からしかデータがないため、今回はひとまず切り花にてすみません。)

グリーンのラインが一世帯当たりの切り花<年間>消費金額です。2000年から最新データの2016年までを示しています。金額は左の軸をご参照ください(円)。

一方、赤は<2月単月>の切り花消費金額です。金額は右の軸をご参照ください。

FEB

 

2月単月のデータを見ると、2015年には急に思いついたように跳ね上がり、16年も引き続き2月消費が伸びています。年間の消費金額は減少傾向であるにもかかわらず、この伸長率はフラワーバレンタインの需要と捉えて間違いないでしょう。

さらにもう少し分析すれば、2013年も全体消費は減少しているにもかかわらず、2月は伸びています。2014年2月に花の消費が著しく減少したのは、2度に及ぶ関東地方を中心とした異例の大雪の影響が大きいものと思われます。

恐らくデータとしてフラワーバレンタインの結果が見えてくるようになったのは2013年ころからで、顕著になったのは2015年から。

2015年のうち2月の消費金額は5.78%、2016年の2月は年間の6.27%を占めています。業界としては、最初のマイルストーンとして7%を目指すといいと思います。切り花の場合、3月お彼岸・年度末需要、5月母の日、8月お盆、9月お彼岸、12月年末・正月の需要が圧倒的に大きく、切花産業はこれらの需要に支えられていると言っても過言ではありません。

家計消費のうち、この5カ月で年間消費金額の55-60%を占めます。これらの物日はどの月も年間の8.5-10%を占めています。一方、何も物日のない6月や10月は6%台。6%を抜けないと、平常月と数字上は変わらないことになります。ですから、物日創出の目安として第一段階は単月7%を目指す。8%が大台で、ここにのれば立派な花の物日に昇格すると言えるでしょう。そのマイルストーンとしての7%です。

今年のフラワータインも大いに盛り上がることを期待したいと思います。

 

それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。

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