花研コーヒーブレイク
テーブルウェアフェスティバル①
2017.02.02
東京ドームにてテーブルウェアフェスティバル開催中です。(2月6日まで)
東京都花き振興協議会さまがセンターガーデン(会場中央のガーデンブース)に出展されている旨を伺い、実は1993年のスタート以来、今年初めてテーブルウェアフェスティバルを訪れる機会を得ました。
入り口正面では世界に名高い北欧のテーブルウェアブランドの特設会場。
なんと、フィンランドのキャラクター、ムーミンちゃまがお出迎え。
北欧ブースのエントランス付近。
それでは、花との共演を中心に写真を追いながらざっとご紹介させていただこうと思います。(ほんの一部ですが)
北欧食器の代表格の一つ、イッタラ(フィンランド)はアリアムのスネイクボールと。
こちらはノーベル賞の晩さん会におけるテーブルセッティングが再現されています。
食器はベンディックというフィンランドのブランドです。残念ながら現在のところ日本では販売されていないようです。
次に北欧以外のヨーロッパブランド。
トップブランドの一つはなんといってもヘレンド(ハンガリー)。
「ウィーンのバラ」シリーズは日本でもかなり人気ですね。テーブルには「ウィーンのバラ」と同じトーンのバラ。
英国からはベリーク。
英国と言っても詳しくは北アイルランド。
北アイルランドの国花シャムロック(カタバミ、3枚葉のクローバー)がデザインされています。
テーブル中央にはシャムロックとよくバランスのとれたパンジーがデザインされていました・・・がこちらはアーティフィシャルフラワーでした。切り花パンジーは今が旬だけにちょっと残念な気も。
そのほか、コチョウランやエアプランツなど、それぞれのブランドやそのシリーズによく合ったフラワーデザイン、ボタニカルデザインが施されていました。
こちらはSghr(スギハラ)という日本のブランド。
ドライの麦やドライのユリの実などが使われていました。ブランドの世界観が伝わってきます。
グズマニアの切り花だけを束ねて。
こちらは日本のNoritakeの展示ブース。
テーブルセッティングの脇に流木とエアプランツ。時流の植物も上手に使われています。感度の良いデザイナーさんであることがわかります。
同じくNoritakeのシリーズ。シャンぺトルブーケが多用されています。
ナズナだけを挿した花瓶も。
同じくNoritakeのこちらのシリーズでは、カスミソウだけのブーケをファサードの左右に。どのようなブランドイメージを訴求したいか伝わってきますね。テーブルには白いアネモネ。
同じくNoritake。ターコイズブルーの花瓶にグリーンのポンポンマム。
縦のラインによって空間に緊張感が生まれ、テーブルセッティングの完成度が上がります。
ワインの左横には、ロマネスコ、パプリカ、ローズマリー、アスパラなどの野菜のブーケ。
リューココリーネと啓翁桜の素晴らしいアレンジ。拝見していて心地良さを感じます。
まだまだNoritakeシリーズ。
ファレノを使った高級感のあるアレンジ。
真紅のバラの花弁がデザインされたシリーズには真紅のバラを。
カラーとアンスリウムの葉。
黄色いチューリップと足元にミモザの花。
華やかな花柄の食器には、華やかなアレンジを。
バラ、シンビジウム、レースフラワー(ダウカスボルドーかな?)、カーネーション、ラナンキュラス(濃い紫)など。花脈が紫色に浮き上がった個性的な染めのスイートピーもうまく調和しています。
こちらもNoritake。このステージにおいて、カラーの代わりになるものはないというくらいの存在感。
この空間にカラーがなかったらと想像すると、いかにカラーがここで重要な役割を果たしているかがわかります。背後のストライプも効いています。
グロリオサ、コデマリ、五葉松のアレンジ。
・・・ですが、実はこのブランド、伊勢志摩サミットで使われた食器で、そのテーブルセッティングを再現しています。
バックの写真は伊勢島サミットの際の写真。左から2番目が安倍首相。
マム(洋ギク、ディスバッド)のアレンジ。シンビジウムやレンギョウ、松と。
ダリアとカラー。
こちらはヒペリカム、ビバーナムティナスなどの実物にダークレッドのスカビオサ。そして、限りなく黒に近い群青色の・・・
ガーベラ。
生花に見えます。赤っぽい品種に青いインクを吸わせるのでしょうか、方法はわかりませんが、ユニークでいいと思います。
まだまだ続きますが、ちょっと長いので、後編は明日アップ致します。お楽しみに!