花研コーヒーブレイク
ノーベル賞2016 授賞式の花について
2016.12.12
今年はノーベル賞授賞式の写真をテレビニュースからうまく撮れませんでした。
週末、テレビという媒体との接点が少なかったこと、テレビニュースで授賞式のことを放送していても、花が映ったカットがあまりなかったこと(個人的感覚)、また花が映ったとしてもゆっくりとしたカットがなかったこと(これまた個人的感覚)が理由です。
しかし、今回の授賞式の花を特集していたテレビ番組もあったようで、それをご覧になった方によると、授賞式の装飾花のコンセプトは日本の「花見」なんだそうです。その通り、ノーベル先生の背景はシンビジウム、ガーベラなど濃淡のピンク花で埋め尽くされています。
ボブディランさんに代わり「はげしい雨が降る」を披露されたパティ・スミスさんの前にも、ピンク色の花が埋め尽くされたフラワーボールが置かれていました。今年のステージのイメージカラーは“花見のピンク”です。
一方、スピーチ台や晩餐会のテーブル装花は、シャンペトル(野の花デザイン)を思わせる自然な素材やニュアンスカラーが多用されたデザインでした。
コチョウラン、カーネーション、アルストロメリア、スナップ、シンビジウム、パフィオ、いずれもニュアンスカラーです。パニカム(スモークグラス)が効いていて、シャンペトル度を一気に上げています↑
シャンペトルは数年前から結婚式などのハレのセレモニーでも使われるようになったデザインの一つですが、ノーベル賞のように世界でも最も格式の高い式典でも使われるようになったというのは、フォーマルにも使えるデザインであることを世界に知らしめた事象といえるでしょう。一つ注目すべきことかもしれません。
その装飾をされたフラワーショップに関する情報はコチラ(クリック!)
そのほか、今日は「今年の漢字」も発表されました。3回目の「金」です。「金」といわれても大統領選のトランプさんのヘアカラーくらいしか思い浮かびませんので、ネタとしてはこのくらいでスルーしたいと思います^ ^;どうもすみませんm(_ _)m
あ、そうそう、それからPANTONEのカラー・オブ・ザ・イヤー2017も発表されました。このネタはワケあって“12月16日以降”にご紹介させていただこうと思います♪少なくとも、私の予測(トランプさんのヘアカラーに近い色)ではありませんでした。失敬。