花研コーヒーブレイク
香りの自動販売機
2012.01.12
・・・といっても、香りを販売している自販機ではない。
あれば面白いとは思うが、まだそれらしいものを聞いたことがない。
しかし、香りを楽しませてくれる自販機はある。
随分前から全国各地の高速道路のサービスエリアに置いてあるから、ご存知の方も多いことだろう。
この自販機、ただものではない。
コインを入れて、好みのドリンクボタンを押すと、突然“コーヒールンバ”の曲が流れだす。
この楽しい曲に浮かれて踊っている場合ではなく、なんと今自販機の画面でコーヒーをドリップし終わるまでのプロセスを生中継してくれるから、そちらも同時に楽しまなければならない。
その上、ドリップを待っている間、↓ここから自分で選んだコーヒーの香りを待っている間に嗅がせてくれる。
自販機ながら(いやいや、自販機を侮ることなかれ!)、聴覚、視覚、嗅覚、そして最後に本来の目的である味覚まで満たしてくれる完成度の高い優れものなのだ。
このようなものを見ると、発想の豊かさのみならず、その裏にある商品開発のご努力と思わずにはいられない。