花研コーヒーブレイク
花き通業界のパラダイムシフトか!?
2016.11.04
今週はスミザーズオアシスさまが、大田市場花き棟の仲卸通りでキャンペーンを行っていらっしゃいました。
早朝から(山手線の電車の始発よりも早く!)いらしていたのは、スミザーズオアシスジャパンのテクニカルセールスサポートマネージャーの内村様。
「ジーパンなら“dスクエアード”(←メンズウェアの高級ブランド)に限るゼ!」というシャレオツ先輩です。
オアシス様のブランド「フローラライフ」の商品などを紹介。
例えば、水揚げ促進剤「クイックディップ」。
1秒ほど、茎下をチョンと浸けて水揚げすると、劇的に水上がりが改善するというこちらは既に仲買人のみなさまにもお馴染みの商品。某デザイナーさんは「草花やバラ、ダリアだでなく、枝物から葉物まで取扱いの花材全ての水揚げに使っているわよ~」と手を振りながら通り過ぎて行かれました。
作品が完成したときやご自宅で花瓶に挿した後に花に吹きかけると、花が生き生きと長持ちする「フィニッシングタッチ」!
<注意>ご自身の美を保つためにとお顔に吹きかけたりしないでくださいね!ヒトには効かないと聞いております。
「エクスプレスクリア200」。こちらの商品がまたすごいんダ。
これをバケツの水に入れておけば、切り戻し不要というものです。にわかに信じ難いのですが、実際に使った方からは大変好評とのこと。
例えば乾式で加工場や店頭に届いた花材を、これが入ったバケツにジャポッと入れるだけでOK。この時切り戻しをしなくていいんです。その後も、水替えの時も販売まで一切、切り戻し不要。
加工の際や販売時(日常や展示販売会の際など)にどれだけスタッフのみなさまが切り戻しに手を取られているか。販売花材の管理の手間・時間が省けるだけでなく、ゴミを減らすこともできます。作業がなくなるわけですから、作業スペースも不要。もうバックヤードを確保しなくていいんです。人を雇わなくてもよくなってしまうかもしれません。スーパーさんでは、花きの管理が容易になるでしょう。
現在、加工業者さんがパックした花をスーパーに納品するときに、トラックの荷台は水が入ったバケツを苦労して重ねて大変な思いをして運んでいます。そのために、運搬を断られる場合もあると聞きます。
そこでもし、納品先のスーパーさんがエクスプレスクリアを使えば、加工業者さんは水入りバケツで納品する必要がなくなり、乾式横箱で運ぶことができます。つまり、トラックの積載効率は劇的に上がるばかりでなく、輸送会社も水バケツお断りと言っていたところが今度は花を運んでくれるようになるということも考えられます。
中間流通で省ける工程も多々あるかもしれません。
あらゆる花き業界の課題を一発解決する可能性のあるエクスプレスクリア200。この商品を知ったときには、従来の業界の常識を覆す代物で、こんりゃもう業界のパラダイムシフトが起こると思いましたよ。お目目の玉が飛び出ましたね。
「PRG100」(ピーアールジーひゃく!)は、バケツの中のバクテリアの繁殖を抑え、導管の目詰まりを抑制するだけでなく、花瓶や容器のぬめりや汚れを押さえるタブレット状の消毒剤です。
加工場や店頭の花瓶、流通時のバケツなどにご利用いただくと効果的でしょう。
収穫後、「すぐ出荷するから」といって、バケツの水がノーコントロールのあなた!花が入った容器の水中の雑菌は、たとえ冷蔵庫に入れておいたとしても、あっという間に倍×倍に増殖します。
生産者様から中間流通の方、販売者様までどなたでもご利用いただける機会があるでしょう。
業界最先端のこのような商品を使うことで、生活者に提供する花きの品質が劇的に良くなることでしょう。ぜひ、各資材メーカーさんが出していらっしゃるハイテク商品にアンテナを張り、ご商売に合った商品を活用の上、品質の向上に役立てていただきたいと思います。
また、丸いリース用のオアシスは12月末日までセールをされているようです。季節的にも今が“買い”ですね。
ちなみに、こちらのチラシは弊社でデザインをお手伝いさせていただきました。
それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ~♪