花研コーヒーブレイク
遺伝か環境か
2016.07.25
性格や能力、はたまた人生は遺伝に大きく左右されるのか、それとも環境によって大きく影響されるものなのか、しばしば議論されるところです。
本来は半分半分くらいなのかもしれませんが、日常の感覚では遺伝に左右されるところが60-70%で、優勢であるように感じます。なぜなら、その環境も通常は遺伝子を受け継いだ親によって作られるからです。
しかし実際の研究を基にすれば、遺伝と環境がどのくらいの割合でその人のパフォーマンスを左右するのか。
能力別に見ると生物学的には、例えば、
・図形やパターンを認識する能力は30%が環境によって決まる
・文章力は86%が環境によって決まる
・率直かどうかは50%環境によって決まる
・内向きか外向きかは60%近くが育ちによって左右される
のだそうです・・・生物学者の宮竹貴久先生によりますと。
ここで励まされたのは、文章力は環境によるところが86%だという点。
年齢的なことは別問題として、問題意識を持ってトレーニングを積めば、文章力改善・向上の可能性はあるということですね。
文章が冗長で反省することしきりな花研ブロガー2号のアタクシとしても、この数字はポジティブに捉えていきたいところです。
まあ、本来であればそのような研究結果や環境、遺伝はともあれ、しきりに勇往邁進するしかないのですが。
研究は研究として進歩を望みつつ、数字や統計で揺らぐことのない力強い意志を持つ人になりたいものです。