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やったね!錦織選手お疲れ様記念:マドリードオープンの花

2016.05.09

スペインの首都マドリードで開催されているマドリードオープンは、男子のプロテニスツアーの中で4大大会に次ぎ大きな大会(ATP1000といい、その下に500、250と続きます)です。世界ランク30位以上の人は出場が義務付けられています。

さて、いつもこのブログ(落書き版に近い)では、男子のプロテニスツアー(ATP)の試合で見かける花をご紹介させていただいています。コート脇の花や優勝セレモニーで贈られる花、先日はバルセロナオープンで観客に配られたサンジョルディの日の花もご紹介させていただきました。

このマドリードオープンでもコート脇に花が飾られています。これは赤いゼラニウムです。

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写真は錦織選手が初戦の舞台、第2コートの写真です。“アランチャ・サンチェス・ビカリオ”コートといって、スペインが輩出した最強の女子テニスプレーヤー(元世界ランクNo.1)の名前が付いています。

昨年のフレンチオープンでもセンターコートに白いゼラニウムが植栽されていましたが、ゼラニウムといえば、昨年よりイタリアのファッションブランドGUCCIのモチーフに用いられている植物です。

ヨーロッパの人にとってゼラニウムは、悪霊を追い払うからと古くから門前に飾られる習慣があります。私たち日本人以上に身近な植物なのかもしれません。確かにヨーロッパを旅すると2階の窓ベランダや玄関などに飾られているのをよく見かけます。(今となっては日本でも普通に玄関先で咲いていますが)

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さて、テニスの花に戻りますと、2戦目を戦った第3コートでも赤いゼラニウムが同じように植栽されていました。

ところが、錦織選手がジョコビッチと戦った第1コート(1960年代に活躍したマドリード出身のテニス選手マニュエル・サンタナ氏の名前が付けられています)になると、花事情も少し違ってきます。なんといっても第1コートですから、花の装飾もそれなりに格上げされるようです。

側面の花は赤いゼラニウム1列だったのが、赤白の2列のゼラニウムに。

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写真のプレイヤーは、現在世界ランキング第5位のラファエル・ナダル選手。

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また、VIPシートの前にも華やかなアレンジメントが装飾されていました!これは第1コートならではの待遇ですね。観客席にまで花が飾られる試合は珍しいかもしれません。

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アレンジメントの花は、アンスリウムやディスバッドマムのグリーンシャムロック、アマリリスなどが使われていました。アンスリウムがよく目立ちます。

プレーばかりでなく、花も注意深く見ていると面白いものですね。

 

間髪入れずに今度はローマでイタリアンオープンが始まります。昨年は赤と白のミニバラが植栽されていたような記憶がうっすらありますが、今年も同じでしょうか。第1コートの特別な花事情にも注目してみたいと思います。

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