花研コーヒーブレイク
築地市場へ
2016.04.28
ワケあって築地市場に行ってまいりました。今年11月に豊洲へ移転予定の魚市場。花研ブロガー2号にとっては、最後の築地見学となりそうです。
まずは生マグロのセリの様子。
セリ室の所々でマグロのセリ開始のハンドベルが鳴り、鳴り終わるとセリ人によって1匹ずつセリ落とされていきます。
こちらの鍵爪のカマはバイヤーさんの商売道具のようで、皆これを携行しマグロの尾ひれにひっかけて持ち上げ、品質チェックをしています。
バイヤーさんは品質チェックに余念がありません。
こちらは冷凍マグロ。セリ取引は別棟で行われます。冷凍マグロがぎっしりと敷き詰められたフロアは、さすがにひんやりしています。マグロから白い冷気も立ち上がります。
懐中電灯を使用して品質チェックする人も多々いらっしゃいました。
セリ落されると、マグロのバディに赤いペンキのようなものでバイヤーの名前が記載されていきます。
取引が終了しマイ・マグロを運搬するバイヤーさん。手押し車やリヤカーののようなもの、はたまたブルドーザーチックな重機を使う人も。
築地市場の場合、セリは全体の10%未満。(大田花きは買参人組合様とのお約束により20%はセリ販売に確保)
その10%のうち、マグロ、ウニ、生カツオなど個体差のあるものは全量セリと東京都により決められているそうです。
魚の流通品種は年間500種ほど。(花は切・鉢両方で2万種以上、いかに花が少量多品種であるか)
築地で働く人は17,000-18,000人(バイヤーを含む)、そのほか年間見学者40,000人。1日取扱量2,000トン。
築地市場を見渡すとこんな感じです。都会の中にある様子がよく伺えます。
豊洲市場は写真中央に見える橋の約2キロ先。移転後の築地跡地の利用は、いろいろ候補があるものの、これからの検討されるようです。