花研コーヒーブレイク
25歳以下ですか?
2016.03.03
20年近く契約する携帯通信会社A。もう少し月額利用料が安くならないものかと長い間模索を続けている。
するとつい先日、日経新聞に携帯通信会社Bがiphone5Sなら月額3,000円台で機種料込みのプランを設定したという記事があったのでその詳細を伺いに、最寄りのB社に行ってみる。
すると、ハーフタレント(モデルか?)のアレクサンダー似の若いお兄ちゃんがすぐに対応してくれる。
新聞に載っていたプランについて聞いてみると、どうやらあれとこれと他の通信費とセットにしなければならず、結果的に6,500円程度になることが判明。う~ん、もしくはそのプランがまだ開始していなかったために、その店員さんが知らないなんてことあるかなぁ。
ま、いずれにしてもアレクサンダー兄さんの認識の中では3,000円台の料金プランなどなかったわけだ。(またはそもそもないか)
そこで、彼が知りうるお得なプランを次々と提案してくれるのだが、その途中に突然、
「25歳以下ですか?」
・・・だって(-_-)
「ンなわけあるあるかい!」
と反射的に大突っ込みを入れそうになったが、アレクサンダー兄さんは本物の天然なのかもしれないと思い直し、ぐっとこらえて、
「まさかね~」
と苦笑程度で対応。アタクシのどこをどう切り取れば25歳以下かもなんて発想になるんじゃ。そら、ちょっと前まで自称18歳で通していたが、最近はそれも我ながら痛々しくなってきて28歳に引き上げた。(それもどうかと思うけど)
だいたい最近は、自分の用件で行っているのに区の図書館で本を探せば「お子様の本ですか?」と聞かれ、道楽趣味の体験レッスンにいけば「お子様のご予約ですか?」とか、電話でも問い合わせても「お子様の件ですか?」とか聞き返され、そんなことひとことも言っていないのに、なぜゆえになんでもかんでも「お子様用ですか」と聞き返すんかな、なーんてことが続いていた。イヤなわけではないけど、いちいち面倒というか、お願いしたことがすぐに見つからないときに探しながら思わず言ってしまうのか、こちらの言葉足らずのせいにでもしようとしているのか。いや、アタクシのとなりに座敷童でも見えるのか。
そんなケースが続いていたところに、突然アレクサンダー兄さんが「25歳以下ですか?」なんていうちぐはぐな質問。
いくらなんでも25歳以下は100%ありえないおばさんにそんなコトと聞くのは、以下のような理由が考えられる。
①会社のマニュアルで、25歳以下なら安くなるプランをお客様に提案するときは、必ず「25歳以下ですか?」と尋ねなければならない。(シニア割のプランを提案するときは、どう判断するンだ?)
②機械的に聞いた。(じゃあ、機械の対応で十分)
③“このおばはんにちょっとおべんちゃら使って、B社に乗り換えさせよう”というおだて戦略から。
④一般的に女性には嬉しいお世辞を言ったらどのような反応をするのかを観察する個人的趣味から。
⑤安いプランを探している客(アタクシ)に対して25歳以下でないとそれほど安いプランないよ、と遠回しに言いたかった。
⑥よくわからないけど、あまり姿も見ずに勢いで言ってしまった。大きな目をしていたけど、あれでも実は目をつぶっていたのかな。瞼に書いてあった疑似瞳だったかも!?
いずれにしても大手B社に入るくらいだから優秀な人だろうに、アタクシのヤワな脳は短いながらインパクトが大きすぎる一言にお見舞いされ一気に思考停止。とりあえずB社への乗り換えは保留と相成った。