花研コーヒーブレイク
世界らん展日本大賞2016 その①
2016.02.18
あいやー、行ってまいりましたよ。東京ドームで開催中の世界らん展日本大賞へ。
もう、スンゴイ混んでいました。混雑具合には日によって差があるようですが、16日はなかなか大変な人でしたよ。
今年の日本大賞はこちら。東京ーキッドナーセリー様(世田谷区)のパフィオでギャラクシーという名前でした。
「審査好評」として、花が大きく花型もと整い、色は透明感があり誰をも魅了する素晴らしい花とありました。
こちらは女優の長渕悦子さんが手がけた展示ブース。
“MOTHER EARTH”(母なる地球)というタイトルの展示ブース。ランだけで形成された球体は見事です。
デザイナーのローラン・ボーニッシュ氏が作ったフォトポイント。バンダの花だけでなく、バルブまで植物体の全てを生かしたデザインで、ボタニカルブームを捉えているようにも思います。
コチラは巨大なビカクシダ。高さ2.5mくらいあったでしょうか。大きさで圧倒しつつも目の高さにや葉の元の空間には、小さな着生ランが施されてあり、作品の繊細さも伺えます。
コチラは販売ブース。大田花きのグループ会社であるDOC(ディーオーシー)さんは毎年ラン展に出展。
あまりの人だかりで、アプローチ難^ ^;
DOCさんのブースではいつも社長がお立ち台に立ち、自らお客様を呼び込みつつ、全体の様子をよく観察されています。
周りをよく観察されているからこそ、すぐ花研ブロガーのカメラに気付き、忙しい中でも余裕のピースはさすが。
社長の足元ではこの人だかりです。3-5束の大人買いの方も多数。
すぐ近くにアートグリーン様のブース。主に鉢物のランを販売されていました。
名物、ステンシルを施したコチョウランがアートグリーン様のランドマーク。お客様の目を引いていました。
表参道の生花店FUGA様は家庭画報様とコラボ出展。
数ある販売ブースの中でも、素材としての花ではなくFUGA様のように生活空間における植物としてご提案しているところは本当に少なかったように思います。恐らく、こちらのブースだけだったような。
エアプランツのイオナンタのボールは花が咲いていました。こちらも定価のある商品です。
販売ブースをざざっと駆け巡り、個人的にはこのようなランがお気に入りです。
こちらのランはBulbophyllum moniliforme(バルボフィラム・モニリフォルメ)という品種で、直径4-5mm程度の小さなバルブがくっついたようなとてもかわいいラン。
コチラも触り心地が良かった~♪(Cleisostoma arietinum)
もしくは、展示ブースで見つけた「地を這うような」ならぬ「木を這うような」ラン。(着生ランだから)
↓左の写真のほぼ中央にやる気なく這っているランのズームが右の写真です。
花もおどろおどろしくていいですね。
世界らん展は2月19日(金)までの開催です。
ご都合が合えば是非足をお運びください。
明日の小欄では16日にステージで行われた第一園芸様のデザイナー新井光史氏によるデモンストレーションの様子をお伝えしたいと思います。
・・・ちなみに、ラン展から戻って来ましたら事務所でなんとなく管理しているランが偶然にも開花していました。
6年前に、ある方から管理を引き継いだランです。