花研コーヒーブレイク
キャンディ●●ト!
2016.02.01
今朝、4時に始まる民報ニュースを寝ぼけ眼で観ていました。
番組冒頭はスタジオに飾ってある生け花の花材紹介から。嬉しい限りです。
「黄色いカーネーション」
きれいなお姉さんのコメント:「珍しいですね」
珍しくないけど、まあいいや。ピンクや赤に比べればお花屋さんで目にすることは少ないかもねってことで。
「トルコキキョウ」
正確にはトルコギキョウだけど、まあいいや。ありがち。想定内。
「サンシュユ」
そうそう、早春を彩る枝物の一つ。いいですね。
そして最後に紹介された花・・・
「キャンディダクト」
なぬッ\(◎o◎)/!
キャ、キャンディダクト!??
これで一気に目が冴えましたよ、ええ。起こしてくださってありがとうございます。
身体が急にしゃんとして、テレビを覗き込んでしまいました。
キャ、キャ、キャ、キャンディダクトて。
ソレ、「キャンディタフト」のことちゃう??
テレビの画面を見てもキャンディタフトがズームで映っとるやないかィ。あんなに可憐で優しい印象のキャンディタフトがいつから直線的な工業製品の風導管(ダクト)になったんや!って、横山やすし風にテレビに向かって突っ込みましたよ(笑)
ま、想像するに、花を生けた方が今日の花を手書きのメモで渡したときに「タフト」が「ダクト」に読めたんやろなぁ~なんて。ちゃうかな。せめてそのくらいのミステイクであってほしいと願う。
ホームページを拝見したら、素敵な生け花の横にしっかり「キャンディダクト」って書いちょる。誰か教えてあげて!
キャンディタフトという花はアブラナ科の花で別名イベリスなどとも呼ばれます。切り花でも鉢物でも流通しています。
英語ではcandytuftと書くのですが、tuftとは「房」「房を付ける」という意味です。つまり砂糖菓子のようなかわいらしい小花が集まって房状に形成されているからキャンディタフトというのではないかと思います。(確信なし。思うだけ)
「世間に広まってしまった誤った情報はどのように訂正すればいいのか」と出張先などでもよく聞かれますし、周りでもよく話になります。しかし、やはりこれは噂や都市伝説と同じで、広まっていってしまった情報が間違っていたとしても、流布を止めることはできないし、発信源が本人ではない限り、第三者が訂正するのは難しいように思います。
それだけに自分への戒めも込めて、情報発信は慎重にしていきたいものです。