花研コーヒーブレイク
植物の名前(品目名)がわからないとき
2016.01.22
大田花きのユニークグローバル室(ユニーク商材を開発する部署)のMちゃんに、
「この花、とても商品価値が高いと思うので増やしたいのですが、なんの植物でしょうねぇ~??誰に聞いてもわからなくて」
とタブレットで画像を示しながらある植物の名前を聞かれました。
ふむ。なんじゃこれ(・_・?)
全く以って見たことがない。恐らく日本の花き市場に流通したことは皆無でしょう・・・という代物。
趣味家の方やかなり植物の品目に詳しい方なら別として、通常の市場流通に携わっている方は、9割方写真ですら見たこともない植物のように思いました。
みなさまもこのように植物の名前を調べたいことがあるかと思います。誰に聞いてもわからなかったり。
そこで、この植物が何の植物であるかを解明するのにどのような手段をとったか、また解明できる可能性のあるアプローチをご紹介させていただこうと思います。
①GOOGLEの画像検索に画像を入れる
GOOGLE画像検索の検索バーのところに名前を知りたい植物の画像を入れます。
この時、もしキク科っぽい、とかベンケイソウっぽいなど、なんとなくの分類でもわかっていたら、アンド検索で画像と一緒にそのキーワードを入れるといいでしょう。
日本のサイト数は限りがあり、答えが得られない可能性があるので、キーワードは英語で入れるのも有効です。植物のウェブサイトの数は英語は日本語の何十倍もありますから。日本語に加え英語が喋れるようになるとコミュニケーションが取れるお友達がグッと増えるのと同じ理由です。
②植物の趣味家が集まる会に足を運ぶ
国内屈指の歩く植物事典といわれるMさんや花き業界の松岡修造と呼ばれるY山さんたちが発起人となり、「植物」をキーワードにどなたでも自由に参加できる会「植物を語ろう2016関東新年会」というのがあります。この会には毎年200人超の人たちが集まります。それが本日1月22日に開催されます。
流通の方は少なく、日頃はどの会にお邪魔してもたいていは既知の方がいらっしゃるのですが、この会は本当にアタクシにとっては新しい方ばかりで、ご挨拶をするたびに名刺交換といった具合です。新しい方とお会いして、色々と知らないことをお伺いできるのがとても刺激や勉強になりますし、新しいネットワークの構築にもなります。
この会に名前を知りたい植物の画像やそのものを持っていくというのも一つの手ではないでしょうか。
もし最初に聞いてみた人がわからなくても、“この植物ならあの人に聞いてみて”なんて芋づる式に先生をご紹介してもら得るでしょう。この会はある意味日本における植物に関する叡智の集結ですので、何でも教えてもらえちゃいます^^!
もし、ここに持って行ってわからなければ、諦めもつくというものです。
ということで、今日がその人たちが集まる新年会。年に1度の開催です。
参加費はかかりますが、出入り自由で自分の商品の紹介や調査事項の発表なんかも予約不要で、マイクを使い自由にできちゃうんです。
良い会でしょ。これから行ってきまーす!
あ、それで聞かれた植物の名前はわかったかって?
はい、上記①の方法で突き止めることができました。
しかし、学名しかわからなかったので、②でも情報を集めてみたいと思います。(今回ここで聞いた結果は小欄1月26日でご紹介させていただきます)
その植物の名前は・・・?
そりゃあ言えませんよ、ダンナ。
Mちゃんの秘密兵器ですから♪